誕生死をした双子の娘がいます
これまではっきりとは書いていなかったのですが、
わたしには不妊治療を経て双子の娘を授かり、2020年(コロナ禍真っ只中)に出産をしております。
わたしの子宮頸管無力症という病気が発覚し、22wでの出産となり2人の身体は大きくなりきれないまま生まれてきてしまいました。
その結果、誕生して間もなく亡くなりました。
死産という扱いになり、生きて産まれても誰からもおめでとうとは言ってはもらえない出産でした。
出産をしてから、腕に抱き1人で看取りました。
コロナ禍でしたので面会も禁止で、本当にわたしと娘たちだけのさよならでした。
会った瞬間はきっと妊婦さん達と同じだと思う。
本当にお腹に娘が育っていたのか!という驚きでした。
でも、やはり大きく育ててあげられなかった申し訳なさと無力感が深く深く残りました。
あの子たちは双子で、心臓の音も違うような、ひとりひとりの人間でした。
まゆげもあったし目もあったし、2人とも綺麗な顔の女の子でした。
2人とも産まれてから凄く体を動かしていました。
苦しかったのでしょうか。1人は産声をあげました。週数的に奇跡だそうです。
あの子たちがわたしに残したメッセージは
「母のためだけに生まれて死んだ。だからわたしはその愛情を受け取ってその分を生きてくれ」
と受け取りました。
そして、私が死んだら双子には地上でのいろんなお話をお土産にしようと思っています。
だから今まで沢山の辛いことも死ぬところまでは踏み切れなかった。
私のために死んでしまった存在がいる、こんなにも儚い命がある、
この大きな悲しい事実はわたしの人生観や命の価値観を大きく変えました。
そして、双子を亡くしてしまったことはとても悲しいけれどわたしは二人に会えて幸せでした。
こんな生きる意味までもらって。
だって産まれてたらDVをする夫に毒親がいて、娘たちも大変なことになっていたと思うし私もだめになっていたと思う。
それが双子がお空に還った理由だとも思っている。
私のために、私を想って、育って産まれて死んでいった。
毎月お花を用意し、かわいいスペースを設け、ひなまつりなどもしています。
こどもの名前は、6月に亡くなっているので
夏蛍。夏の蛍のように儚く生きてくれた
凜夏。厳しい夏を懸命に乗り越えてくれた
ずっと二人には手をつないでもらって火葬までしました。
身体中の水分が消えるほど泣きました。
1年間本当に死んだように生きました。
メッセージをもらっても産後鬱や喪失感に敵わず何度も死のうとしました。
夜も全く眠れなくなり、もう地獄でした。
やはり、わたしが母になるなど高望みだった、などたくさんたくさん考えた。
子供のことで毒親にもかなり傷付けられた。
でもそのおかげでわたしは宗教を脱退した。
双子はいつだってわたしの味方でいてくれる。
こんなわたしを母にしてくれたこと、大事だと、大事にできる存在がいること。
本当に本当に感謝しかないんだ。
命をかけてわたしに会いに来てくれて本当にありがとう。
2020.6.4 何よりもの愛を込めて