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入院&手術準備と家族への想い【#乳癌の記録3】

さぁ、これからどうしよう

1月、告知から入院&手術まで
1か月半ありました

まず最初にしたこと

それは、” 保険会社に連絡”です

30年前、母が子宮頸がんを患った時
手厚いがん保険に入っていた自分を
誉めてあげました

"備えあれば憂いなし"

とはまさにこのこと
お金のいろいろについては
また後日詳しく触れますね

次にするのは自分の病気について
誰にどれくらいまで話すのか決めること
これ、とても悩ましい問題ですよね
それぞれの関係性にもよるかと思いますが、
私の場合をお伝えします

夫  :リアルタイムに包み隠さず

娘達 :長女の高校受験を控えていたので
    本命の受験が終わるまでは話さない

実家 :母はすでに他界してるので妹しかいない
    直接がいいけれど、妹も働いているし
    まずはいつもやりとりしてるLINEで伝え
    後日、ゆっくり会って話しました

義実家:夫から伝えてもらいました
    我が家は娘達の保育園から学童時期まで
    とってもお世話になっていて
    実家よりも頻繁に行き来しているので
    割とすぐに連絡しました

会社 :みなさん、ここが一番悩みますよね
    お仕事の内容やどれくらい休むのか
    などによっても変わると思います
    私は勤続30年とかなり古参で
    他の人たちがどうしているか
    よく知っていたので
    上司には包み隠さず伝えました
    伝えたのは次の3点です
    ① わかっている範囲での休暇予定
     ・検査、入院
     ・術後の予定(放射線治療)
     この時点では、抗がん剤などの治療は
     不明だったので
     確定した放射線治療が16日間あり、
     毎日病院に通うため4月の勤務は
     16日間午前半休になると伝えました
    ② 自分が抱えている仕事
    ③ 仕事に対する自分の意思
     異動などの希望
     私は今の仕事を続けたいと伝えました
     『何かあれば全力でサポートします』
     という温かい励ましをもらって
     感謝しかありません

娘たちも大きくなり、ママ友というコミュニティはもう卒業してましたし
友人、知人には話すつもりなかったのですが
こういう時って「会おうよ~」という連絡があるものなんですよね
ごくごく親しい(治療中も会うであろう)友人には会ったときに話しました

歯の治療は手術前に(入院前検査)

入院前検査は4つ
①肺機能検査
 人間ドックでやる『ふぅぅぅぅーーーーっっ』
 って息を吐くやつです
②採血
③採尿
④歯科検診
 全身麻酔で手術するので歯科検診があります
 虫歯がないかヒヤヒヤしました
 歯の治療は手術前にしていた方がいいです

検査の後に入院説明と申し込み
全部で3~4時間はかかります

入院&手術に備える(買い物リスト)

入院と手術のために買いそろえたものです

① 前開きブラジャー
グンゼ 前開きハーフトップ
 乳がんの術後用ブラジャーです
 肌当たりよく背中までしっかり包んでくれます
 術後、ワイヤー入りのブラジャーは
 傷に触れて痛みます
 私はUNIQLOのブラトップも愛用してますが
 これも肌当たりが厳しかったです

② 前開き肌着
UNIQLO前開きインナー
 肌寒い季節にはあった方がよいです
 私は3月が手術だったので長袖が重宝しました

➡ 前開きの肌着は、術後3か月くらいは使います
  私の場合、手術時の癌組織直径9ミリで
  4㎝程度切除しました
  術後の放射線治療の時は着替えが楽ですし、
  化学療法(抗がん剤)の時も
  締め付ける下着は吐き気がつらくなるので
  前開ぎブラジャーが楽でいいです

③ 前開きパジャマ
 お好きなブランドで
 術後の診察は前開きパジャマがおすすめです
 手術後、しばらくは腕を上げずらいので
 前開きの方が着替えやすいです

④ 加圧ソックス
 入院時に病院指定で購入

⑤ ペットボトル用ストロー
 お近くの100均一

家族への想い

告知を受けて、まず思ったのは

『 あと何年一緒にいられるのだろう?』

でした

37歳で長女、次女が40歳での出産
20代で出産しているママ友と比べると
10年は差があるのに・・

入院までの1か月半は
長女の高校受験にがあって
あっという間だったけれど
書籍やWebで調べれば調べるほど不安になる

悪性度はどれくらい?
進行しやすい?
転移してたらどうしよう
抗がん剤は怖い

娘たちに病気のことを話したら
いったいどんな反応するのかな?

唐突にぞっとするような考えが浮かぶのは
娘達が寝静まってから
そんな時、支えになってくれたのは夫でした

『大丈夫だよ』

その一言には色々な想いや気持ちがこもっていて
初めて涙がこぼれました

嗚呼、私は『大丈夫』って言って欲しかったんだ

うん、まずは手術を頑張ろう
と踏ん切りがついた夜でした

次回は娘達にどう伝えたか?
がんをどう受け止めたか?
入院ー手術ー退院まで
をお話ししようと思います

2月、娘たちの手作りバレンタインお裾分け頂いちゃいました。美味しさもひとしお

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