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その生き方をしていると幸せが逃げていく
子供の頃、具体的に言うと、親の経済力の庇護下にあった頃、ひどく窮屈な思いをして生きていた、という記憶があります。
両親はマジメで愚直な働き者。
終戦後の行動経済成長期に、北関東の農村から東京に働きに出てきて、そこで所帯を持ち、兄とわたしが生まれました。
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◆でもそれで幸せなの?
身一つで都会に出て来た状態から、身を粉にして働いて家族を持ち、やがては小さいながら家も持ち、経済的なゆとりなどない中でも、なんとか子供二人を大学まで出してくれました。
立派なご両親ですね、 と、言われました。
確かにそうであるには違いありません。
でも、生まれてからずっと同じ家で暮らし、至近距離で両親を見ていたわたしには、父も母も、ちっとも幸せそうに見えなかった。
だから、二人の生き方に対しては、どうしても批判的・反抗的。
そんな生き方を立派だという世間に対しても、どこか懐疑的に斜めで見ているような子供でした。
おかげですっかり天邪鬼のヘソ曲がりに育ちました(笑)
つまり、物事を言われたそのまま額面通りには受け取らない。
とにかく自分なりにそのことを考えてみるという思考のクセが、自然と身についてしまいました。
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◆自分で見て聞いて考えるクセ
今になって考えてみると、そういう思考やモノの見方は、 その後の人生の様々な場面で大いに役に立っています。
つまり、人や社会が「こうだよ」と言って押し付けて来る価値基準を鵜呑みにせずに、わからないことであっても一応は、自分の頭で自分なりに考えることを自然とやっている。
そのおかげで、つまらないセールスに引っかかって無用な高額商品を買わされることもないし、まんまと人に騙されるということもありません。
少なくともこれまでのところはね。
何かを選ぶとしたら、それは、相手がそう言ったから、そうするのではなく、それを多少なりとも吟味して評価したうえで、自分の判断として選択しています。
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◆それを選んでいるのは誰?
選んだものが同じであったとしても、人に選ばされたのと、自分が選んだのでは、受け取る結果や、その行動のもたらす意味は、違ってきますよね。
今よく耳にする自分基準とか自分軸という言葉は、つまり、自分自身で主体的に選択しているのか?ということ。
やるのか、やらないのか。
欲しいのか、欲しくないのか。
相手に従うのか、従わないのか。
さまざまな場面で、わたしたちの行う一つ一つの選択の積み重ね。
それがわたしたち自身の人生を作り上げていきます。
そこに「自分で選んだ」という基準がないと、同じことをやっても、満足度は低くなっちゃうんですよね。
たとえ結果的に上首尾に終わったとしても、それが自己肯定や自己評価につながらないから。
それを繰り返していると、一生懸命に行動しているのに、望ましい人生に変わっていくこともなく、表面的には成功を手に入れたとしても、なぜか生きることが楽しくない、満たされない、という現実が引き寄せられてしまいます。
わたしの両親に起きていたことは、まさにこれでした。
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◆「ねばならない」の呪い
「親として○○しなくてはいけない!」
「女の子は○○なのが当たり前!」
「父親(母親)は○○であるべきだ!」
今思い出してみると、父も母も、ことあるごとにこういう言い方をしていましたね。
でも、そこに彼ら自身の本心・本音から生まれた価値感や理想はあったのでしょうか。
自分はどう生きたいのか?
自分にとって何が大切なのか?
人生の幸せや喜びとはなのか?
そうした想いや意思は、両親からは何も伝わってきませんでした。
窮屈な価値観に自らを縛りつけ、自分自身の手で自分を苦しめていた。
そんな風に見えて仕方がありません。悲しいことです。
「~せねばならない」
「~であるべきだ」
「~が当り前なんだから」
そうした言葉の裏にある行動基準は、たいていの場合、世間の常識と呼ばれるもの。
あるいは、その人が育ってきた環境の中で、気づかぬうちに意識下に刷り込まれた思い込みだったりします。
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◆呪縛を解く鍵の見つけ方
世間の常識って何なのでしょうね。
それは確かに、世の中をスムーズに渡って行くための、ひとつの情報であるかもしれません。
でも、あなたもわたしも、この世界でたった一人、唯一無二の存在ですよね?
たった一度の、今この世での体験を人任せにして、ただ無難に生きるなんて、もったいない!
そう思いませんか?
自分で選び取った選択の先にしか、自分の本当の幸せは見つかりません。
他人基準で生きる人生は、今ここにあるはずの幸せから逆に、あなたを遠ざけてしまうものです。
心理学的に見ても、脳科学で考えても、そしてわたし自身の短くはない人生経験から言っても、そうだと断言しちゃいますよ。
*
人はすべて、十人十色。
顔かたちも体形も、性質も気質も能力も、みんなそれぞれに違っています。
だから当然、幸せだって人それぞれです。
何があなたの幸せなのか?
本当に手に入れたいものは何なのか?
それに気づけさえすれば、実は、自分がすでに幸せなのだということが、心の中に鮮やかに見えて来るんです。
幸せは、どこかに探しに行くものじゃなくて、最初から自分の手の中に存在している。
「青い鳥」もそう言っています (^^)
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