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私が音楽について発信する理由
音楽系の連載スタートします!!
noteを始めた大きな理由が、音楽のことを綴りたかったからです。
今日はその経緯を軽く説明する「プロローグ」的なお話です(^^♪
私の目標を達成するため
音楽で達成したい目標が3つある
それぞれの目標にかける思いは別記事で綴るとして、ここでは音楽家Michikaの自己紹介的な形で簡単に綴りたいと思います。
1.教本を出版したい
演奏系の教本ではなく、演奏教本の副教材となり得る「ソルフェージュ」教本です。現在は音楽系の学校受験のため、もしくは音楽系学校の教科書用のソルフェージュ本はたくさんありますが、習い事用のライトな本はあまりありません。
そして、「リズム」「譜読み」「和声学」など縦割りの構成になっているものも多く、易しい入門書がないと感じます。
私自身がバイオリニストですので、弦楽器に傾いてしまう可能性はありますが、基本的には「全楽器共通して使える教本」の執筆を進めています。
執筆したものは自分でプリントアウトし、生徒に使用してますが、これを体系づけて出版するのが目標です。
2.地域格差をなくしていきたい
地方に住んでいた身として感じます。
音楽を学びたいのであれば、東京にいることがまず圧倒的有利になると。
本気で音楽家になりたい方は、無条件に上京、もしくは留学を勧めますが、音楽を習う=音楽家になるというのはごく稀です。
私は「教養としての音楽レッスン」を念頭において指導しています。
音楽を通して、分析、歴史、言語、そして国を超えたコミュニケーションの素晴らしさ、そういう面をまずは教えたいというのが私の考えです。
ですが、地方にはオーケストラをはじめ、音楽系の仕事が少ないですし、ホールも多くありません。音楽家も生きていかなければならないので、仕事が見つかりやすい首都圏に指導者が集中してます。
1で述べた教本の作成と同時に、「アウトリーチ活動」という音楽活動を広めていきたいと考えています。
アウトリーチとは「演奏家が出向く」音楽活動を意味しています。
地方の学校や施設に行って、生の音や楽器に触れてもらい、機会損失を防ぐ目的があります。
今も熱心に活動してくださっている方はたくさんいますが、残念ながらお金の問題が大きな壁となっています。
国からの助成金がおりなくなってきている
これが現場の声です
演奏家としてだけでなく、資金集めの役目も担いたいと考えています。
そのために、私たちのことを発信し、少しでも知ってもらいたいです。
3.音楽家の労働環境を改善したい
プロのオーケストラ団員、音楽教師以外は、ほとんどフリーランスです。確定申告が必要なパターンですね。
そうなると、一番の問題は「社会保障」がないこと。
私は人事労務をしておりましたので、厚生年金、雇用保険、傷病手当、育児休業給付金などのありがたさを実感した身です。
当然ながらフリーランスは国民健康保険&国民年金で、雇用保険には加入していない=何かあったときのセーフティーネットがないのです。
労務経験や知識があるバイオリニストも珍しいと思いますので、ここは思い切ってその経歴も音楽界に寄与したいと考えています。
音楽家=好きなことを仕事にしている=やりがいあるからお金は二の次
これは大きな間違いです。
皆さん音楽に時間、お金、情熱をかけたうえで、音楽家をやっています。
それは他の職種と変わらないと思うのです。
これは音楽界だけでなく、芸術界が抱える問題だと思います。
不安定だと感じる大きな要因のひとつが、保障がないこと。
ひとりでは成し得ないことですが、助けていただきながら、大勢を巻き込みながら進めていきたいプロジェクトです!!
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問題提起ではなく、ワクワクを提案していく
音大の問題、就職の問題、奨学金のこと・・・・
私は実際、他の音大生より障壁が多かったように思います。
ですが、これはマイナスではなく、私にはプラスに作用しています。
経験したことが多ければ多いほど、生徒にもアドバイスできることが増えるからです。
今の音楽界は、たくさんの方が尽力し存在します。
私はその世界を否定していませんし、先輩方に感謝しかありません。
ただ、この世界を持続可能なものにするために、未来の音楽家のために活動したいというのが、私の活動根源です。
そして、自分で言うのもなんですが、私は根っからのポジティブ体質です。
ワクワクすることが大好きです。
ですから、このワクワクをたくさんの方々と共有して、輪を広げていきたいと思っています(*^^*)