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しなやかマインドセット で行きたい

「マインドセット『やればできる!』の研究」(草思社刊)を読んだ。

人には大きく分けて2つのタイプがある、という本。

いろんな定義が書いてあるのだが、

硬直マインドセット・・・物事をやるにあたり、「ひとつも間違えずにできたとき」「何かを素早く完璧にこなしたとき」「人にはできないことが自分には簡単にできるとき」に自分を賢いと考える人。失敗するのが怖く、才能は予め固定されたものだと思っている。

しなやかマインドセット・・・「すごく難しくても本気で頑張って、以前にはできなかったことができたとき」「ずっと考えていた問題の解き方がようやくわかりはじめたとき」に自分を賢いと考える人。失敗を恐れず、才能は伸ばせると信じている。

そういう違いである。

自分があまりにも前者にドンピシャなのに、驚いてしまった。

いや、厳密に言うと、前者なのは前から知っていて、何とか後者にしなくてはと心がけてはいるのだが、事ここに至ってもそれができていないとうことを改めて思い知ったのだ。

新卒で入った会社を辞めて舞台俳優に挑戦したり、その後の勤め先を辞めて自営業になったりと、チャレンジをしていないわけではないのである。

でもどこか楽しんでいない、成長していないのは、本質的に「最初から出来ることでないとやりたくない」「失敗するのが無様で格好悪い」という思い込みが強いからなんだろうなあ。

第7章「教育」の章にもあるのだが、親の教育の影響も大きい。

我が家の場合はまさに「硬直マインドセット」を育む環境であった。お前は100点取れて当たり前、失敗は許されない。そういう環境にいると人はどんどん硬直マインドセットが強くなるのだそうだ。

でもいい加減いい年なので、今更家庭環境のせいにしても仕方がない。

これも教育の章にあったのだが、「子どもにかける言葉」を自分が自分でかけてやることをやっていこう。

×「お前の資質はもう変えようがない。私がそれを評価してやろう。」頭の良さや才能を褒める。

〇「あなたはこれからどんどん伸びていく人間。私はその成長ぶりに関心がある」どんな方法で、どれだけ努力し、どんな選択をしたかというプロセスに目を向ける。

さて、撮ってはみたものの、出来が悪くてお蔵入りさせたYouTube用の動画を撮りなおすか。出来が悪かったのがよくないのではない。やってみたことが良かったのだ。それだけまた、気づくことが出来たのだ。

写真は、オトメギボウシと、八重のヒメフウロソウ。

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