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人生で初めて漫才を見て放心状態を経験した話。
放心状態。
緊張して、ワクワクして、ドキドキして、出囃子がなって、NGKの幕が上がって、NGKのサンパチマイクがニュッと出てきてゾクゾクして、2人が出てきてちょっと涙が出て。
そこからは笑って、驚いて、一緒にツッコんで、笑いすぎて泣いて、また驚いて。ダウンタウンの番組をVHSテープが擦り切れるまで見返していた高校生の頃に戻った感じで見ていた。
完全にお笑い大好き少年に戻っていた。
自分が大好きな芸人が、小学5年生の時に「夢で逢えたら」を見て大好きになったコンビが、30年以上も伝説を作り続けているふたりが、新しい漫才を見せてくれた。
これだけ上がったハードルなのに、全てのお笑いファン・芸人が注目していたのに、サンパチマイクの前に立った2人はガンガン笑いを取っていく。NGKの雰囲気は凄かった。福岡でライブビューイングで見ていても伝わった。
11歳の少年が26歳の若者2人の漫才に心を奪われてから30余年、43歳のおっさんが58歳のおっさん2人にまた心を奪われた。どこまでこの2人は、僕の心を奪うんだろう。
ダウンタウンが好きで、お笑いが好きで、べしゃり漫才が好きで、心の底から良かったと誇りに思える一日だった。伝説の目撃者になれて、心の底から良かった。
もっと長文の感想を書こうと思ったけど、ムリだ。あんな漫才、感想を咀嚼しろというのが、ムリだ。だから、漫才を見終わった後の状態で表した。今日だけは、あの漫才の余韻に浸っていたい。
放心状態。
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