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感受性を養うことが大切なわけ

姉が弟赤子の胸をトントントンと触ってやると泣き声が小さくなっていき泣き止む、暫くしてまた泣き出して姉が同じようにあやすとまた泣き止むという不思議な動画を見た。「ほ〜そのようにやるのかぁ」と感心してだいごろうに試してみたが全く泣き止まないし、ただ私の指を口へと運んでいった(ミルクだ)。別の際にも試したが泣き止むことはなかった。姉はきっと薬でも盛っているんだろう。

やはり子供は感覚に優れているんだろうか、あの指のタッチや触れる場所など弟赤子がなぜ泣いているのか分かっているのか(理屈抜きなら薬だって盛れる)

私がやっても「フニャフニャなんで触るんだー!」と嫌がっているように感じる、こちらも理屈抜きの嫌悪感なんだろう。

仕方なくというかやはり安定のスーパーの袋クシャクシャ音へと移行する(ホワイトノイズというらしい)。
知らない人から見れば滑稽かもしれないが効果は絶大で今でも1番の睡眠導入剤ならぬ睡眠導入材となっている。
大人たちも睡眠導入剤などを飲む前に袋クシャクシャ音を試してはどうか、心が休まる人もいるかもしれないしそれはそれで病気だ。

パートナーの方の怒りっぽい性格にスーパーの袋をクシャクシャさせる、「なんか落ち着いてきたよzzz」なんていう世界線が見えなくもない、そのうちお礼まで言われて近所で評判のクシャクシャ音になり駆け込み寺のごとくDVから逃れるものを引き受けて追随してくるVな奴らにスーパーの袋クシャクシャ音をおみまいする。

遂に世の中が求めるものが来たかもしれない、数年後にはクシャクシャ音で宗教法人化、壺ではなくスーパーの袋で企みか、また買い物時にも使えることからSDGsとして商品化、SDGsが輪をかけてくだらなく見えるだろう、ついでにセクシーなんだろう(気候変動セクシー発言ネタも錆びてきた)、つい胡散臭いものと同類にしてしまったが、やはり姉が弟赤子を落ち着かせるまでには行き着けない、真似できないからいいのだろう(薬を盛っていたとしても)。
こちとら子連れ狼は80キロ、宗教法人化も難しいし胸元にSDGsバッチを光らせてセクシーに泣き止ますこともできそうにない。

今日も初心に戻って袋をクシャクシャとするだけだ、夜中にミルクで起きて再入眠する際には注意が必要で見た目には眠ったと思ってもすぐにやめてはならない、夜中は睡眠の波も浅くなってきている、だいごろうの深層心理までしっかり届くように袋をクシャクシャとさせるのだ。

そう見た目は祈りに近い、無神論者だがここぞとばかりに祈るように袋をクシャクシャさせている、腕は疲れてくるがここで手を抜いては全てが水の泡、無心となる、そう禅だ。this is zen。ニューヨーカーも唸るだろう。

だいごろうの心の風車を回すのだ!見える!ちゃんには見えるぞだいごろう!草原の中で風を浴び笑顔のだいごろうと振り切れんばかりに回る風車の姿が!

いつの間にか眠っていたらしい。

呑川名物の虫が出てきた

そんな中で大阪地方裁判所の判決には眠気も覚めた。
聴覚に障害のある11歳のお子さんが特別支援学校の前の歩道にいたところ、重機が突っ込んで亡くなってしまった。
相手側が民事訴訟を起こし、亡くなったお子さんの免失利益を聴覚障害を理由に60%とする裁判を起こした。
結果大阪地方裁判所は労働者全体の平均賃金の85%とする判決を下した。
社会的障壁がある中でなぜ聴覚障害を理由に利益を減額されなければならないのか、平均の中に組み込まれていない事は差別を助長しているように私も感じた。
障壁をなくして発言できるのなら控えめに言ってもクソな判決でおめえは半ケツでも出して家で寝てろと言うだろう。
(免失利益なんていうキモイネーミングでものが測れると思っていることがバカバカしいというかバカなんだろう)

判決は今までの判例などをもとに勿論よく考えて結論付けされたものなんだとは思う、私は法律にも詳しくなく、法を知る者からしたらやむ終えない理由があるのかもしれない。ただし法を知らないものが大半なのだから100%にしたところで文句も出なかったろう。

11歳の子供の可能性を考えた時に、誰に利益があり誰に利益がないと言ってしまうのはどうしたっておかしい、もし減額があるのだとしたらそれは社会側の責任もあるのだろう、将来の自分の人生の価値を値踏みされる世の中でSDGsはどんな影響を与えてくれるのか、法律で裁かれればどんな社会的事業も無視されるのだとわかった。

自分の生涯年収がいくらかなんて計算したくもないが、11歳の子供が同じ立ち位置にいないとは自分が知らないところで優越をつけられていたらしく気持ちが悪い。
勝手なことをしてくれたなと思う。
一般に入るものは皆、差別主義者となったわけだ。これからは差別主義者を見ても単なる鏡を見ただけだ。

自分の知らないところで差別や区別がなされている。
感覚的なものが何処にあるのかは分からないが大阪地方裁判所が何処にあるのかは調べておいた。
本当にたくさんの可能性があったと思う、それを裁判なんかでは否定できない、金勘定の判例にされたのが悔しい。
ご両親の会見を拝見したが無念でならなかった。
ビデオの中で娘さんの話す声はとっても誠実さを感じた。

大阪地方裁判所は半ケツを出して風邪でも引いてやがれ。
今年も呑川の虫が桜が咲くよりも前に顔にあたる。


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