1日100回のありがとう
「ありがとう」
感謝の言葉はなぜか人の心をあたたかくしてくれる。
言った方も言われた方もほわほわしてしまう。
「ありがとう」
子どもの頃は、”ありがとう“という言葉は何かしら相手にしてもらったことに対して使う言葉だと思っていた。
でも、大人になったら本当の“ありがとう”の意味がわかって、自分にも使えるようになった。さらに神様にも。
「いつも健康ありがとう」
「いつも守ってくださり
ありがとうございます」
私が乳がんになったとき、がん細胞からの攻撃と抗がん剤の副作用でカラダのあらゆる不調を味わったことがある。
頭の髪の毛が全部抜けた。
涙を止める機能が働かなくなり目から涙が勝手に流れてくる。
口の中に口内炎。
胸はカチカチ。
お腹は下す。
吐き気があるのに吐けない。
お尻は痔になる。
そうなって、健康のありがたみを身を持って知ることができた。
髪の毛があるって、ありがたいことなんだな。
涙がちゃんと止まってくれる状態ってありがたいんだな。
口の中に口内炎がないって、こんなにご飯が美味しく食べられるんだな。
柔らかい胸があるってありがたいんだな。
お腹の調子がいいってありがたいんだな。
吐き気がないって、こんなにありがたいんだな。
おしりの痛みがなくて普通に座れるって本当にありがたいんだな。
そんな感じで、普通のことに感謝するようになった。
「私に健康な体を与えていただきありがとうございます」
「今日も生きてるありがとう」
といった具合に、
1日100回の「ありがとう」を唱えることを習慣にしてみた。
すると、心に溜まっていたゴミ(不平不満)が掃除されて前向きになっていく。
それは、カラダの細胞にも影響を与えた。私のがん細胞が正常な細胞に逆戻りした。
おかげさまで手術することもなく正常さを保っている。
カチカチだった胸が柔らかい胸に戻った。
がんを告知されてから8年経つが…その結果、私は今日も元気に生きている。
目には見えないエネルギーを放つ言葉「ありがとう」は、たくさん使うほど効果が目に見える形で現れてくる。
1日100回ありがとうを習慣にしたら、それは確実に明るい未来につながっていくだろう。
実際に私はがんという病気になっても元気に生きてるんだから。
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