
ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」に学ぶ、運をつかむエゴイスト
ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」第九話の感想と私のRASが反応したところを書いてます。
私の友たちはあまりドラマを見ないというか、TVを見ていない人が多いので誰かに言いたいwww
脚本が北川悦吏子さんで、空豆(広瀬すずさん)と音(永瀬廉さん)のラブストーリーですが、九州出身で何もない所からデザイナーを目指すようになった空豆と作曲家志望の音を叱咤激励しながら見守る共演の夏木マリさんが好きです。
恋愛ドラマですが、恋愛部分はほとんど入ってこないwww
このドラマ、夏木マリさん演じる雪平響子が要所要所で言うセリフがすごく良いの。
今回も自分の考えたコレクションのコンセプを務めているデザイナー事務所のボスにとられ、決まっていた衣装デザインがキャンセルになり、落ち込む浅葱空豆(広瀬すず)と雪平響子(夏木マリ)の会話がいい。

空)浅葱空豆 響)雪平響子
空)何もなくなってしまった、
衣装もコレクションも、職なしじゃ…
響)早い!
空)え?
響)諦めるのはまだ早い。
あんたには才能がある。
空)そがんゆうても、八方塞がりじゃ。
響)この業界に頼れる人はいないの?
空)ん?
響)いるでしょう、超強力なのが。
空)え!浅葱塔子のことと?
響)そう!あんたが生まれ持った一番強いカードじゃないの
浅葱塔子(松雪泰子)の娘。
空)なんてこと言うと、響子さん知っとるやろ
おいがあん人に捨てられたこと
響)だからこそでしょう
あちらには負い目がある
あんたになんかしてくれんじゃないの
他のブランドの勤め先を紹介してくれるなり
コレクションのスポンサー見つけるなり
空)すごかねー。何でもありとね。
響)それぐらいじゃなきゃ、空豆、一流には、本物にはなれないよ。
あんたファッション諦めたくないんでしょ。
ドラマでの空豆は九州出身で東京に住んでも訛りのままで話してて、意思の強い自分の決めた事を貫く感じ。
そして、子どもの頃に自分を捨ててファッションの世界に行ってしまった母親のことを恨みに思ってる。
でも、その母親は一流のファッションデザイナーになっていて、力がある。
全部知っている響子さんのセリフ。
事情を知ってて言えます?このセリフ。
空豆にしたら、子どもの頃に捨てられて、一度も会ったことも話したこともない母親。
相当、恨みに思ってる。
あの人だけには絶対に頼りたくない。
でも、自分が目指すファッションデザイナーとしては一流で世界に認められた人。
感情抜きなら超強力な頼れる人。
そして自分はすべて無くして八方塞がりな状態。
ここで何を選ぶか、一番優先順位の高いのは何かですよね。
まだデザイナーとしては赤ちゃんの空豆。
自分1人の力では生きていけないのです。
そして、母を否定していては、母のようにはなれない。
本気でファッションデザイナーになりたいのかが試されてますよね。
そう過去に自分を捨てた母親のように。
デザイナーとして生きていくのに捨てなければいけないものがある。
覚悟と決断ですよ。
他人にどう思われようが、何を言われようが、絶対に手に入れたいもの、叶えたい夢のために決断できるか。
エゴイストになれるか。
そして、それを手に入れるために、一流になるためには手段なんて選ばない覚悟。
過去のこととか、感情とかそんなものを優先していたら一流どころか夢なんか叶えられないってことを響子さんは厳しい言葉で伝えてくれてるんですよね。
そして、最後に決めるのは空豆。
こうしたら良いよとか言わない、空豆に問うだけなのです。
素敵過ぎません。本当にカッコいい響子さん。
その後の展開がどうなったかは、ドラマを見てもらうとして。
運をつかむ人は、自分は何が欲しいのか、大切なものは何か、優先順位が決まってるんですね。そうじゃないと、チャンスが来た時に掴めない。
チャンスは突然やってきて、一瞬で去っていくから・・・そうチャンスの神様は前髪しかないって言うものね。
何を選んでもいいとは思うのだけど、他人の目とか、世間体とか、過去の恨みつらみとか、感情とかそんなものを基準に選んでいては本当に欲しいものは手に入れられないってことで、それでもいいの?って。
エゴイストってあまりいい意味では使われないけど、これからは、もっとエゴイストでいいんじゃない。
だって、死ぬ間際になって後悔したくないからw
ではまた^^