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沖縄での生活~愛❤ゆいま~る

家族と沖縄に移住してから、たくさんの方々にお世話になりました。
困っている人を見過ごせない、優しく、あたたかい沖縄の人たち。
出会った人からのご紹介で、どんどん世界が広がっていく感覚。
「〇〇の事なら○○さんがいいさぁ~」と知ってる限りの情報を
教えてもらって、ご紹介を頂くと、そこから、また新しい情報を頂いて
今までにない嬉しい展開になりました。

優しさに感動❤

ある時、車で道に迷ってしまい、民家のおじさんに道を尋ねたら
軽トラにおじさんが乗って、ついておいで、と車を走らせました。
山の中をしばらく走った後、車が止まり、おじさんが車から降りてきて、ここから大通りだから真っ直ぐ走ったら帰れるよ、と。
お礼をしたいと氣持ちばかりの料金を手渡そうと思ったら、いいよ、と受け取らずに帰ってしまいました。
もぅ、何て優しいのだろう~と思わず涙が溢れて泣きながら帰った事を思い出します。
これこそが「ゆいまーる」(助け合い)なのですね。
人は優しくされると他の人にも優しい氣持ちで接したくなるもの。
愛は循環していくのですね。

子どもを大切にする沖縄の人たち


子どもたちの部活の父母会やPTAで知り合ったママ友から、地域の情報や育児について、いろいろ教えて頂いたり。
みなさんから本当に良くして頂いて心から感謝の日々を過ごさせて頂きました。
沖縄の人たちは、とても子どもを大切にするので、部活の試合の応援は大体の父母が参加していました。
たまに仕事で参加出来ない時でも先輩ママさんから電話が掛かってきて「今日は来れんの?子どもの頑張りは親の頑張りでもあるよ~!少しで良いから顔だけでも出してね~」と💦
そのような声掛けにも「愛」を感じるのです。
沖縄の家族の絆が強いのも、こうした「愛」が循環しているからなんだと思います。
スーパーに買い物に行くと、お母さんと中学生、高校生の男の子が一緒に買い物をしに来ている姿を見て、なんて素敵な親子なんだろう~と感動する事があります。
思春期の男の子たちは、お母さんと歩く事を恥ずかしく思ったりする子が多い(我家の長男は他人のふりして遠くから歩いて来てました)のに、親子の関わり方と愛情の違いに氣づかされました。
そこには、ご先祖様を大切にする事にも繋がっていると思います。
同じ日本でも風習の違いからも分かるように、古来から伝わる伝統文化を大切にして生きている沖縄の人たちから多くを学ばせて頂きました。

さりげない言葉の中の深い意味

お金では買えない宝もの~それは人と人を結ぶ人脈。

「なんくるないさ~」の言葉に隠された深く大きな意味。
正式には「まくとぅーそうけー なんくるないさ」(人として真実を貫き、正しい道を歩んで努力をしていれば、道は開け良い日が訪れる)という意味を持っています。

「いちゃりばちょーでー」一度会ったら皆兄弟。
「一期一会」と同じ意味合いを持つ素晴らしい言葉です。

言葉掛けをする相手を思いやる優しさを感じますね❤

日本で唯一地上戦のあった、ここ沖縄。
戦後79年。薄れゆく記憶の中で、未だ心癒されずにいる方々の
心の痛み。
「ゆいまーる」の言葉には、困った時はお互い様の助け合い精神が根づいています。
癒しの島と云われる所以も心あたたかな、うちなーんちゅ(沖縄の人)がいてくださるお陰なのだと思います。

沖縄に移住して早いもので22年目。
振り返りながら、お世話になった、たくさんの方々の事を思い出しています。

柴犬の ゆい&まーる 🐶







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