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私から生まれたものがたり(ノベルセラピー) - Ⅴ -

arumaさんから生まれたステキなものがたりです

aruma作 『アイムデンティティ』

ここは現代から何十年、何百年も前の話。

とある大陸の地図にも載っていない森の中、動きやすそうなワンピースを着て楽しそうに走っているこの少女はエマという。少女と言っても彼女は年齢不詳なので実際はわからないのでここでは10歳くらいと言っておこう。
エマはいつも今みたいに楽しく走っていて、おとぎ話で言うとラプンツェルのような天真爛漫な性格だ。しかし、彼女には兄弟もいなければ親は行方不明だ。だが、彼女には森の中で知り合った動物たちがいるので楽しく暮らしていた。

そんなある時、彼女の前に森の中で道に迷ってしまっていた10歳くらいの子どもと出会いました彼の名はティムと言いました。ティムはエマの近くにいた動物達にもびびってしまう程臆病で弱い子どもでした。そして、エマは自分の正体を知りたいという気持ちを抑えきれずにティムと数10匹の動物と共に旅に出ました。

旅の中で彼女らは助け合い、協力し合いお互いの仲を深めていきました。そんな楽しそうな旅の中であるハプニングと出会ってしまいました。それは、人さらいと出くわしてしまったのです。人さらいは彼女らを捕まえる気まんまんでした。そんな自分たちより強そうな大人を相手に立ち向かったのは臆病だったティムです。首にかけていた小さな袋がとれながらもティムは頑張りました。しかし、ティムは果敢に立ち向かったもののすぐにやられてしまいました。だが、そんなティムを見て勇気をもらったエマは動物達にお願いして人さらいたちを追い払ってもらいました。

そんな出来事もあり彼女らの絆はより深まりました。
と、ここでエマはティムが首にかけていた小さな袋の事を思い出します。エマは、これは何だと聞くとどこかで拾った紙で、自分でもなんて書いてあるかわからないと言いました。
しかし、エマはこの字がなんて書いてあるのかわかるそうだ。エマはそれを読むとそこにはエマのことが書かれていました。つまり、この手紙はエマが探していた自分の正体についてがわかるものだったのです。彼女は嬉しそうでした。

早速その手紙を読んでいったが、読んでいくにつれて彼女の顔は悲しそうな顔になっていきました。なぜなら、そこに書いてあったのは、エマは10歳から年を取らない不老不死になり、そのことが怖くて両親は彼女を今住んでいる森の中に捨てたこと。両親が死んでしまったことが書かれていたからです。エマは絶望したように泣き叫んでいました。そこへティムが手を差し伸べ、エマは独りではないということを教えてくれ、エマは幸せそうに笑いました、、、

それから、数日が経ちティムのけがは治りました。そして、2人と動物達はエマの夢を叶えるためにまた旅に出ました。そのエマの夢というのはティムを除いてまだだれも分からない。

おしまい

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