2020年02月Twitter掲載誌
あれから一年がたちました
状況も変わって
仲よき人も変わりました
同じ場所にいながら
風向きだけが変わるもので
差し出した私の詩は
誰の目に触れることもなく
古いスマホのメモ帳に埋もれています
世に出そうにも掘り返すのも面倒くさくて
あの時
真剣に真白いノートに向かった記憶だけが
手に残っています
悲しいけれど
悔やむのはここまでにして
私も新しいページを広げなきゃって
それでもやっぱり
書き綴った過去を振り返り
この重い想いだけが
怨み言として残るんです
情けないやら
人間