キミ

コミュニティ、共同体について勉強したことを主に書いていこうと思います。その他、気が向いたら読書録や日記的なものも書くかも。 書くことの訓練のつもりなので文体は実験しながら更新していきたい。

キミ

コミュニティ、共同体について勉強したことを主に書いていこうと思います。その他、気が向いたら読書録や日記的なものも書くかも。 書くことの訓練のつもりなので文体は実験しながら更新していきたい。

最近の記事

山崎亮のコミュニティデザイン

〇なぜコミュニティか=山崎亮の問題意識いまコミュニティを重要視するのはなぜだろう。山崎亮は社会的な問題として以下のような例を取り上げて、この50年間に日本の無縁社会化がどんどん進んでいると語る。 100万人以上のうつ病患者 年間3万人の自殺者 年間5000~6000人の孤独死者 地域活動への参加方法がわからない定年退職者 自宅と職場、自宅と学校以外はネット上にしか知り合いがいない若者 これらの問題は「良質な人のつながりの消失」、つまりコミュニティの衰退が大きな要因

    • 宮台の共同体論②

        ※宮台の共同体論①のつづきです。 〇はじめに 前回では、社会の変化=共同体空洞化と、人の変化=〈感情の劣化〉についての診断を行った。 問題の把握を行った後に来るのは、「ではどうすればよいのか」という問いである。この「宮台の共同体論」ではその処方箋を最後に示したい。 だがその前に、処方箋を提示するためにはその指針となる理想の社会、目指すべき社会についての議論が必要となる。 今回はそこから始めていきたい。   3 理想の社会=〈妥当な民主制〉、適切な市場原理、〈大きな社

      • 宮台の共同体論①

        〇はじめに 僕が「宮台の共同体論」と呼ぶものは、いささか自分の関心に引き寄せすぎている。実際は、宮台真司は現代社会の問題状況や処方箋として共同体について言及するのであり、共同体を主題として論じているわけではない。   それでも、僕は自分の関心から「なぜ共同体は衰退してきたのか」「共同体がなくなって何が問題なのか」「なぜ共同体が必要か」「どうすれば共同体を再構築できるのか」といった視点で宮台の議論を眺めると、これらの問いすべてに明快に、一筋の解を示してくれていると感じたのであ

        • コミュニティについて

          〇はじめに 書くことの訓練をしたくて、noteを書いてみることにした。 最初のテーマは「コミュニティ」にする。 僕の中での一大テーマが「コミュニティ」なので、最初の投稿はこれでいいだろう。 と言いつつ、これについて書いて投稿するのは結構嫌だ。 自分が大切に考えていることではあるけれど、だからこそ中途半端な文章を書きたくないという思いが出てしまう。 もう少し情けなく言うと、これだけコミュニティだの言っておいて書かせたらこんなもんかいと、自分でも思うから嫌になる。 それ