医者の給料
こんにちは
今日は医者の給料についてお話ししようと思う。
医者の世界はもちろん給料は男女平等。
給与を決めるのは、病院の規模や大きさと卒業年数だけ。
自動的に決まり交渉の余地はほとんどない。
医学部を卒業して7年ほどは、ある大学の医局に所属し医局人事で仕事、ほぼ毎年異動をしていた。
そこに自分の意思や希望はほとんど反映されず(一応アンケートという感じで医局長にヒアリングされることはあったが)異動が決まる。
当時は県内のどの病院に配属されるかわからず、1年長くても2年毎に異動、引っ越し手当や住居手当もないから、サラリーマンのような転勤はあるのに手当はないという状況である。
しかも勤務する病院によって、大きく給与が変わる。
勤務先が遠くても電車や車で自分で通勤するか、近くに自費で引越しするかの2択。
転勤が頻繁なため、引越しする医者はほとんどおらず、ほぼ通勤を選択する。
25歳頃、勤務していた病院は月15日24時間のオンコールがあり、夜中でも呼ばれたら自分で車を運転して病院までいかないといけなかった。
当時はポケベルを持たされていた。もちろん携帯がある時代だが、なぜかポケベルを支給されそれがなったら、病院に電話をかけないといけないシステム(謎)。
しかも、夜間渋滞がない時間で約50分ほどかかる距離、ラッシュ時間では1時間以上かかる位置に病院があり、その頃は自分の精神が病んだ。
運転する可能性を考えオンコール時はお酒は飲めないし、ノンアルコールで友達と遊んでいても、いつ呼ばれるかと思っているから気分が落ち着かない。
電波が入らない地下のレストランやジムなんかにもいけない、など、仕事以外の時間も気を使って生活するにもかかわらず、1円もオンコール代金は発生していなかった。
今となってみれば、奴隷のような雇用契約である。当時の時給計算しなかったが、オンコールの時間を勤務時間としたら、マクドナルドのアルバイトの時給を下回っていたと思う。
では実際の数字をお伝えして終わりにする。
研修医時代は、35万/月程度(時間外勤務や当直の回数により変動)
医局人事で勤務時代は、共済病院45万円程度、市立病院40万円程度、民間の総合病院50万程度であった。
民間の病院の方が給与はやや高い。
一般の20代のサラリーマンと比べてこの数字は多いのか少ないのかはわからないが、訴訟のリスクがあり、責任やストレスある仕事で、かつ、勤務時間の長さを考えるともらいすぎということはなかったと思うが皆さんはどう思うのだろうか。
最近は都内クリニック勤務であり、それについては別の会でお話しする。
人生一度きり!LET'S エン女医!!!
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