【鬼滅の刃】嫉妬から解放されるには自分の限界を知ること～鬼舞辻無惨のあきらめから学ぶ～

皆さんは、嫉妬に取りつかれたことはありませんか？

取りつかれなくてもあの人、羨ましいなぁ。

ほんとは自分の方が

「すごいのに」

「カッコいいのに（可愛いのに）」

「仕事できるのに」

「スポーツ万能なのに」

「頭いいのに」

などなど

思ったことは誰でもあるのではないでしょうか。

しかしながら、

嫉妬して行動するとロクな事がありません。

相手を攻撃したり、裏で悪口を言ったり、

結局自分の価値を下げる行動を自らしてしまっています。

また、嫉妬すると、精神的に非常に疲れます。

できれば、嫉妬から無縁の人生を歩みたいですよね。

そこで、今回は、

嫉妬とは、何か。

嫉妬してしまった時、どう抜け出せばいいのかを説明します。

嫉妬のない爽やかで前向きな人生を送っていきましょう！！

【🌻鬼滅の刃で嫉妬に翻弄された2名】

鬼滅の刃でも嫉妬に人生を翻弄された登場人物が出てきます。

黒死牟（以下、巌勝（みちかつ））は、双子の兄として生まれます。
弟の頼壱（よりいち）は、剣を握らせれば、巌勝が敵わなかった指南役をいとも簡単に倒してしまいます。
また、母の左半身が悪いことを察し、常に母の体を支えるほど優しい性格をしていました。

巌勝は、弟が、力も性格も自分より優れていることを知って、嫉妬していました。

鬼舞辻無惨は、病弱でしたが、青い彼岸花のおかげで鬼となり、生き延びることが出来ました。しかし、日の光を浴びると消滅してしまうので、昼間の活動がかなり制限されました。それに屈辱を覚え、昼間の活動が出来る人間に対して嫉妬していました。

そんな嫉妬に狂わされた2人を、例にしながら嫉妬について学んでいきます。

【🌻嫉妬とは】

まず、嫉妬はどうしてしてしまうのでしょうか。

例えば、あなたがペットの犬を飼っているとします。ペットの犬の前で、別の犬を可愛がっていると、きっとあなたの犬は、他の犬とあなたの間に割って入ってきます。
犬にとって、愛情を奪われることは死活問題になります。

これは、人間も同様で、動物的な反応として、嫉妬をしてしまうのです。

つまり、
動物としての本能だからしょうがないのです。

でも、相手を排除する嫉妬行為を行っても、愛情を向けてもらえることはほとんどありません。むしろ、ますます他の人に注目が向いてしまうのです。

【🌻嫉妬が発生する場合】

では、嫉妬が発生しやすい場面を考えてみます。

以下のような時に嫉妬が生じやすいようです。

・自分より劣っていると思った人が自分より成功を収めた時

人はいつも、「あの人よりもあの部分は私の方が上」というふうに「優劣」を考えています。そして、『優劣の錯覚（自分は優れていると感じる機能が脳についている）』を持っていて、どこにいても「自分は平均よりも上！」と思っています。

参考）『嫉妬・劣等感を一瞬で消す方法著大嶋信頼　出版社すばる舎

従って、色んな人と比較してしまい、成功している人に嫉妬してしまうのです。

ちなみに、自分よりも下であるべき人でないと嫉妬が起きないので、例えば、年上のベテラン俳優とかベテランスポーツ選手には嫉妬することは少ないと思います。

【🌻嫉妬はどんなひとがなるか】

では、どんな人が嫉妬しやすいのでしょうか。

特に、自分に自信がない人が嫉妬する傾向が強いのです。

自分に自信のない人は、他者との比較によってしか自分の価値を実感できず、人より少しでも優位に立ちたいと考えるので、人の言動がいちいち気になり、嫉妬もしやすくなるのである。

引用）『嫉妬をとめられない人』　著片田珠美　P64

【🌻嫉妬から抜け出す方法】

嫉妬から抜け出す方法について、2人の例から考えていきましょう。

（巌勝）

黒死牟は、鬼殺隊に滅ぼされ、散りゆく場面にて以下のような発言をしています。

「家を捨て、妻子を捨て、人間であることを捨て、侍であることも捨てたというのに、
たどり着けなかった。お前と同じ世界を見ることができなかった。
何故私とお前はこれ程違う。」

引用）吾峠呼世晴著　集英社　電子版　『鬼滅の刃』　20巻　第178話　P189

最期の最後まで、縁壱に嫉妬し、固執して消滅しました。

（鬼舞辻無惨）

一方、
鬼舞辻無惨は、
自分が滅ぼされた瞬間、
一個体にできることは限界があると気づき、産屋敷輝哉が言った

「想いこそが永遠であり不滅である」

という言葉を認めました。

そのことを受け入れることによって、感動して震えています。

引用）吾峠呼世晴著　集英社　電子版『鬼滅の刃』23巻　第201話　P93

去りゆくときに、自分の限界を理解し、他者を認め、嫉妬から解放されたのです。

（鬼舞辻無惨と巌勝の違いから見えるもの）

鬼舞辻無惨と黒死牟の違いは何でしょうか。

それは、自分の力が及ばないことがあるという事実を受け入れることだと思います。

残念ながら、能力には差があります。

また、努力するのも一つの才能でもあります。

さらに、実力があったとしても、時の運やその時の環境によって、左右することがあります。

このようなことを受け入れることができるかが嫉妬から解放されるかどうかの境になります。

鬼舞辻無惨は、一個体に出来ることは限界であることを受け入れました。一方で、黒死牟は、最後まで嫉妬対象の縁壱との違いにこだわり続けたわけです。

つまり、鬼舞辻無惨から学べることは、

自分を客観視し、
自分の実力を受け入れることが、
嫉妬から解放される

一つの手段であることが学べます。

【🌻嫉妬から解放される4つの方法】

最後に、嫉妬から解放される方法をまとめましたので、ご参考ください。

①嫉妬している自分を受け入れる

先述した鬼舞辻無惨の例ですね。

②自分でも努力してみる。そして、自分の限界を見極める

「自分の努力出来る範囲を決めて、それで到達できなければあきらめる」ということをあらかじめ決めていればいいのだと思います。

③人と比較することをやめる

嫉妬は、人と比較することで生まれます。従って、そもそも「人と自分を比べない」という信念を持っておくことも重要です。

④多様なつながりを持つ

一つの価値観に縛られると嫉妬がうまれてしまうので、多様なつながりと交流することで、視野が広がります。また、別のコミュニティーで話を聞いてもらえたりすることで、気持ちも整理され、楽になるはずです。

【🌻まとめ】

嫉妬は、動物的本能により生じる。

自分より下であるべきと思う人に対して嫉妬してしまう。

自分に自信がないから嫉妬してしまう。

この３つを認識し、嫉妬する自分を受け入れることから始めるのが大事です。

そして、嫉妬から解放されるために、

自分でも努力したり、人と比較するのをやめたり、多様なつながりを持ったりと嫉妬の対象から離れる行動をすることによって、嫉妬から解放されます。

みなさんも嫉妬から解放されて、自分がやるべきことに集中しましょう。

気づいたら、「あれ、なんであの人に嫉妬してたんだろう？」って疑問に思う日がくるはずです。

皆さんが、
嫉妬から解放されて、前向きな人生を謳歌できるようになるのを切に願います。

【🌻最後に】

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