子供向けYou Tube動画
我が家には2歳の男の子がいる。
もうわんぱくで手が付けられない。
しかも、今やイヤイヤ期の絶頂期である。
お出掛けするのにも、「いかない」
お風呂入るのにも「おふろいかない」
Aちゃんと公園で遊ぼ?「Aちゃん遊ばないの」
こちらからの提案は全て却下される。
ただ唯一、承認が下りることが2つある。
1つは、アクエリアスの一日分のマルチビタミンを飲むこと。
これをエサにお風呂に連れていく「お風呂上がったらレモン飲もう?」「レモンのむ」アクエリは我が家では必需品だ。
2つ目は、ABCの歌をYou Tubeで流すこと。どっちかっていうと、テレビを独占されるので、提案ではなく、強奪に近い。
ということで、私も強制的に子供向け動画を見る機会が多くなったのだが、もちろん定番はNHKの教育チャンネル「Eテレ」。「おかあさんといっしょ」とか「コレナンデ商会」とかなんだけど、今はYou Tubeでも色々教育向け番組がけっこう見れる。
その中でも、息子が今一番ハマっているのが、さきほど記載した「ABCの歌」だ。あの「きらきら星」のメロディーに合わせて歌うABCも好きなのだが、今特にお気に入りなのが、KidsTV123の「Phonics Song」だ。
「Phonics Song」
軽快なメロディーに結構しっかりとした発音で、ネイティブの人が歌ってくるので、割と本格的な英語教育になってる。
A.J.Jenkinsさんという方が、2010/02/01にアップされ、2億8千万回もの再生回数をしている。多分、世界中で見られているのだろう。
これに味をしめたのか、Jenkinsさん、この「Phonics Song 」シリーズを立て続けに新曲をアップしている。
「Phonics Song 2」
こちらは、2009/09/22にアップされた「Phonics Song 2」(何故か2の方が先にアップされている・・・スターウォーズ形式か?)
これも、6億5千万以上の再生回数となっており、いずれも大ヒットソングとなっている。メロディーも優しいカントリー調となっており、聞きやすく本当に楽しく英語を聞けるのが良い。
そしてお気付きだろうか。このアルファベットと一緒に出てくるそのアルファベットを頭文字に使う単語が、キャラクターとなって、一緒に出てくるのだが、そのどれもがユニークで、なんとも言えない。
例えば、Aの「apple」はリンゴで、手書きで書いた親しみのあるイラストになっているのだが、Bの「ball」はかなりリアルで立体的なデジタル画像となっている。Eの「elefant」もコミカルな象のキャラクターに対し、Lの「lion」はかなりタッチが写実的だ。統一感がなくて、良い意味で雑な仕上がりとなっている。
そしてJenkinsさん、ここからが本領発揮だ。下は「phonics song 2 (new version)」て事で、3の前のpre versionといったところか。
「phonics song 2 (new version)」
2012/05/05にアップされた2のnew version。このイラストがハンパない。
統一感がないのは、前回からも同じだが、キャラクターがパワーアップしているのだ。下にYou Tubeで流れている動画をキャプチャーでとってみた。
「Gのゴリラ」(二足歩行)
「Mのサル」(モデル体型)
「Oのタコ」(もはや地球外生命体)
このように愉快なキャラクターが毎回アルファベットと一緒に動きながら、ズームアップされ、時には目をパチクリさせながらにじり寄ってくる様はぞっとすら思う。けど、これがウチの息子には大うけなのだ。じーっと1ミリも動かず、ただひたすら次々と待ち受けているモンスター(失礼)と対峙しているのである。
そして、Jenkinsさんが、2011/08/07にアップした最高傑作「Phonics Song 3」は圧巻の作品となっている。
「Phonics Song 3」
メロディーも刷新し、ポップで軽やかな音階で、このメロディーに合わせて、キャラクターも進化している。
「Gのゴリラ」ギターゴリラ!!
(guiterのGも掛けている、、、たぶん)
「Mのサル」モデル体型サル
(縦横無尽に動き回る)
「Vのバン」化け物のライブツアー巡業
この「Phonics Song 3」に関しては、若干凝りすぎたのか、5千万回数しか再生されてない。時間としては、2分5秒という丁度良い動画なのだが、曲は1分30秒ぐらいで終わっており、残りの30秒はひたすらキャラクターが画面上で動き回っているというシュールな作り。
ただ、ウチの息子にはどストライクなのだ。朝起きてABC見るぅ。外出先から帰ってきてABC見るぅとこればかり言い続けるのだ。
良いイラストって何なんだろう。
この動画は、心の内に訴えかけてくる何かがある。
そして誰なんだろう。A.J.Jenkinsさんという方は。色々調べてみたが、ミュージシャンという事以外全てが謎に包まれている。New York Family誌も彼の事を追っている。
そして、密かに「phonics song 4」を期待している。
もし、Jenkinsさんが4をアップした時、真っ先に息子に伝えるであろう。
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