子どもを急がせるカウントダウン
子どもに、テキパキと動いてほしいとき、カウントダウンを使うと、うまくいくことがあります。
例えば、靴や靴下をのんびり履いているとき。
「30秒以内に履こうか。」
このとき、真面目に30秒を数える必要はありません。
もちろん、キッチンタイマーやストップウォッチのように正確にカウントする必要もありません。
子どもに、今やっていることを忘れないで取り組んでほしい。
しかも、時間内にできた達成感をもって、次からもがんばってほしい。
その願いで数えます。
もしも、一生懸命やっていて、間に合いそうもなければ、様子を見て、ゆっくり数えます。
もしも、こちらの目標設定が甘かったと思ったら、途中からでもよいので、数えるペースを早くしたり、時には数字を飛ばします。
例えば「10、9、8、5、3、2、0」
目標に向かって、一生懸命取り組んでいる子どもは、飛ばしたことに気付かないでしょう。気付いたなら、ゆとりをもって取り組んでいただけです。気付かれたら「間違えちゃった」とか「あれ、順番に数えられなくなっちゃった」と言って場を和ませながら、「早かったね」と、準備が早くできたことを認めればよいのです。