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前回りができるようになる(鉄棒)
年齢が低ければ低いほど、言葉で説明してもわかりません。
そこで、大切なのが、手だて。
今回は、鉄棒の前回りの練習方法です。
一番、大切なのは、恐怖心を取り払うことです。
準備1:低い鉄棒 鉄棒が高いとそれだけ、頭が高いところから落ちることになるので、怖さ倍増です。低い鉄棒で恐怖心を取り除きます。
準備2:鉄棒の下にクッション 家で行う場合は、座布団や布団でもよいです。落ちても痛くない環境を用意することで、見守る側も行う側も安心です。しかも、落ちたときは、笑顔で笑ってあげます。落ちることは失敗ではありません。ただ、落ちることは危険であることをしっかり伝えます。
手だて1:「こんにちは」 鉄棒の高さをお腹あたりにして、足がつく状態で、「こんにちは」とおじきをします。おじぎをさせることで、前回りの基本的な動きをつかませます。できたら、認めてあげましょう。
手だて2:「こんにちは、足が離れちゃった」 おじきをして足を離します。おじぎをして足が浮くことは初めてです。足が浮いた状態に慣れさせます。
手だて3:「空中でこんにちは」 鉄棒を少し上げるか、クッションを少し下げます。ぎりぎり足がつくかつかないか。鉄棒にお腹を乗せると、足が離れる程度です。足が離れたら「こんにちは」をします。「足が離れていてもこんにちはができるかな?」と、子供の挑戦したいという気持ちをゆさぶります。できたら、あとは、足を振り落とします。はじめは手伝いますが、その後は、自分でさせます。
一人でも多くの子供が、鉄棒で前回りができるようになることを願っています。