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三国志キャラだけは絶対間違えない

 私は、中国人の夫と結婚してから初めて『三国志』の勉強をしました。それまではなかなか読もうという気になれませんでした。
 なぜなら、長いし、登場人物が多すぎるからです!

 横山光輝の漫画も買おうとしたことがありますが、あれだって30巻セット24750円します(中古でもAmazonで10000円します)。ちょっとためらいます。これで洋服や化粧品がどれくらい買えるか天秤に掛けると、なかなか買う勇気がありません。

 たまたまAmazon primeで『司馬懿~軍師連盟~』を見て、少しだけ『三国志』の面白さを知りました。しかし、これだけては『三国志』の全容はわかりません。
 YouTubeにNHK人形劇『三国志』があったので、そちらで大筋を理解しました。ところが、やはり長すぎて細かいところはわからなくなります。そこで、日中合作のアニメ『最強武勇伝 三国演技』を見ました(このアニメは作画に突っ込みどころが多く、いろんな意味で面白い作品です)。

 この三つの映像コンテンツを見て、ようやく『三国志』がわかった気がします。まあ、「○○の戦い」って言われてもわかるやつとわからないやつがあるのですが、登場人物はなんとかわかってきました。

 とはいえ、『三国志』の細かいところを理解するには本当に大変で、夫の解説が必要でした。夫は『三国志』にとても詳しく、登場人物から戦いの名前、名言まで全て正確に覚えています。誰が何のためにこの行動をしたのか、ということまで丁寧に解説してくれました。

 しかし、夫は『三国志』以外の登場人物や複雑な人間関係やストーリーは覚えられませんし、理解できません。センター試験の国語の小説の問題は大の苦手と言っています。

 私は逆に、『三国志』以外の物語はすぐにすんなり覚えて理解するタイプです。『指輪物語』や『ハリー・ポッター』、『ダレン・シャン』などの登場人物はよく覚えている方です(今は忘れたものもありますが)。

 夫と『ハリー・ポッター』の話などをすると、夫は
「あのー、誰だっけ、あの人」
となりますが、『三国志』なら
「これは、曹操が○○の戦いで言ったセリフだね」
となります。

 私には不思議でなりません。

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