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「地図でスッと頭に入る中国」を読んでみた

 YouTuberの楊小溪(ヤンチャン)監修の本、「地図でスッと頭に入る中国」を読んでみました。

 内容としては、中国の各省や省都の説明が写真やイラスト、地図と共に書かれているといった感じです。

 私自身ヤンチャンのファンで、前回出版されていた本「33地域の暮らしと文化が丸わかり! 中国大陸大全 」も購入して読みました。

「中国大陸大全」は、中国番都道府県民性について書かれたもの、といった感じで、各省の人々にはどういった特徴があるのか、という内容が主でした。

 それに対して今回の「地図でスッと頭に入る中国」は、地理的な解説が多く、そこに住む人たちの特徴はほとんど書かれていません。その代わり、人口や総面積、年収、平均気温、域内総生産などが各省ごとに書かれており、且つ各省の地図が載っています。各省の観光名所や、その地域出身の有名な歴史上人物から芸能人、アーティストやスポーツ選手などの説明まであって、「そうだったんだ!」と思うことがたくさんあります。勉強になることはもちろん、中国国内を旅した気分にもなります。

 かなり具体的な気候や人口、総生産のことが書いてあるので、中国国内に住むならどこがいいかなと思わず想像してしまいました。

 読んでいて、一番心踊ったのは、やはり「西北エリア(陝西省、甘粛省、青海省、新疆ウイグル自治区、寧夏回族自治区)」のところでした。中国のなかでも、私にとっては未知の地域なので、そう思うのでしょう。遺跡も多いし、いろんな民族がいるし、ロマンがあります。

 すぐには中国へは行けませんが、中国旅行でどこに行こうか考え中の方にはよい本だと思います。

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