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一歳になる息子に「選び取り」をさせてみた

 息子が一歳になりました。
 
 一歳になったら、私は「選び取り」をやると決めていました。

 「選び取り」とは、一歳の誕生日の儀式として決まったアイテムを並べ、子どもが取ったもので将来どんな人になるのか占う儀式です。

 私がこの「選び取り」を初めて知ったのは、中学生のときに『NARUTO』の漫画を読んだときです。NARUTOの単行本には、一話終わるごとに岸本先生の生い立ちが書いてあるときがありました。

 作者の岸本先生は岡山の出身で、昔から選び取りの風習があったそうです(ちなみに、私は関東圏なのでやったことがありませんし、親も知りませんでした)。

 岸本先生は、この選び取りのときに笑いながらお金を取ったそうです(笑)
 お金は「お金に困らない暮らしをする」という意味があるようです。

 ちなみに、岸本先生には双子の弟がいるようなのですが、弟は黙って絵筆を取ったそうです。弟さんも、実は漫画家なんですよね。

 この占い、当たってるんじゃないか!?

 私はそう思ったので、子どもが生まれたら絶対やるぞと中学生の頃から決めていました。(相手すらいなかった時代に)

 そして、なんとこの選び取りの風習は中国にもあったのです。中国では「抓周」というようですね。

 夫とも話をして、一歳になったら絶対にやろうということになりました。

 そしてついに、待ちに待ったその日がやってきました!

 今回置いたアイテムは以下の通りです。

・箸
・楽器(でんでん太鼓)
・酒
・本
・定規
・はさみ
・スマホ
・鏡
・お金
・筆
※電卓は家になく、ボールは置くのを忘れました

 気になる結果ですか…

 最初に取ったのはお酒でした。
 しかし、すぐに箸を手にしてずっと箸を握っていました。

 お酒は「大酒飲みになる」という意味があるようなので、使わない人も多いようです。うちの子、大丈夫でしょうか?でも、すぐに箸に手を伸ばしたので大丈夫かも!?箸は「食べ物に困らない」「料理人になる」という意味があるようです。

 一回目はスマホを置いてなかったので、もう一度スマホを置いて二回目もやってみました。すると、二回目は楽器(でんでん太鼓)を手に取りました。そして、次はお金。お金をつかんで叫んでいました。

 楽器を取ったから、将来は音楽家かと思っていましたが、「将来に悩まない」という意味もあるそうです。

 親としてはとても面白い瞬間でした。

 一歳を迎えていないお子さんをお持ちの方は、ぜひ一歳を迎えるときにやってみてください。

 



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