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私の世界
私の認知の約8割は文字で出来ている。
ふとそんなことに気づいて改めて考えてみたらやっぱりそうだった。
小さい頃から本を読むのが好きですきですきだった。
成長期は睡眠欲と食欲が半端なかった私なのだけど、夢中になった物語だけはその2大欲求よりも強力だった。
本がないとチラシでもフリーペーパーでも新聞でも身近にある文字を読んでいて「活字中毒」と家族に言われていた。
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私の周囲にはあまり映像がなかった。
親の方針で小さいころはTVはあんまり見せてもらえなかった。クラスメートが見ているドラマが見たくて見たくて堪らなかった時期もあったけれど、高校生頃には(見ようと思えば見れたのに)そこまで魅力的でもなくなっていた。本の方がよっぽど充実していた。
田舎や住宅街に住んでいて、基本的に自転車で行けるところが行動範囲だったから映画館もそこまで身近ではなかった。
スマホを持ったのも大学後半だから、Youtubeが私の生活に入ってきたのもそれなりに最近。最近はYoutubeを見ることはあるけれど、「見る」というよりも「聞く」ために使っている。
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じゃあ音は?
私の頭の中は文字情報で溢れていてもうそれだけで手一杯なのだと思う。
音楽を聴きながら作業をするのもできない。むしろ頭がいっぱいになって疲れてしまう。
(話は逸れるが、韓国語なら文字より音として入ってくるみたいで、韓国語を聞いているのは比較的心地いい。なぜか英語は違う。)
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物語は大すきで本当にその世界に没頭するときがある。
でも没頭している世界が映像で出来上がっているかというと、たぶん出来ていない。世界観とか登場人物の雰囲気は明確に創り上げられているので、映画化されたときにすごい違和感を感じたりするのだけど、顔が明確にイメージされているかというと、されていない。あくまでも文字で形造られているんだと思う。
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活字中毒というのは的を得ていて、疲れていても常に文字情報を取り込んでしまう。読んでいなくても頭の中では文字による思考が続いている。常にマインドワンダリング(⇔マインドフルネス)の状態。
だから最近は時々瞑想の練習をしている。