庚申街道を通って庚申参り.2
『庚申街道を通って庚申参り.1』の続きです。
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到着点その1
目的地の1つである谷の清水(清水井戸地蔵尊)に到着しました。奥に四天王寺庚申堂の朱色の山門が見えています。
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四天王寺庚申堂
四天王寺庚申堂の山門前に到着しました。
四天王寺の南大門を抜けて南へ下り庚申堂へ向かえば、山門から入るならぐるりと回らないといけませんが、庚申街道から来たので山門が正面から招いてくれています。
60年に1度巡ってくる庚申の年のご本尊のご開帳。
次は西暦2040年だそうです。
見てみたいです。
生きてるかな?汗
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本当のゴール地点
御朱印をいただく時に改めて教えてくださったのですが、四天王寺への庚申参りは庚申堂が庚申街道の終着点ではなく、四天王寺の南大門をくぐったところにある熊野権現礼拝石に触れてようやくゴールだそうです。
この礼拝石がある場所から熊野詣に出発する人もおられたわけですから、ここが起点であり終点ともなるわけなのでしょうね。
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帰路は別の街道へ
四天王寺さんで20分ほど休憩をとり、今回の庚申参りの前に道中の安全を祈願した川辺八幡神社へお礼参りをしたら今日の旅の終了とみなすこととしました。
昔の奈良街道、現在の国道25号線を奈良方面へと向かいます。ある程度道が整備されているのでとてもスムーズに進めます。
写真撮影地も少なかったので、庚申堂へ向かう時にかかった時間とは雲泥の差がありますね。
杭全あたりから平野へと入った時に、どうせなら旧街道を通るのが面白く楽しいかなと思いつき、大阪市平野区の大念仏寺から杭全神社を通って明治橋へと向かう中高野街道を南下し川辺八幡神社へと向かいました。
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旧街道沿いは寺社や地蔵尊がやたら多いです。
寺社のある村を通るように街道が作られたのでしょうか。地蔵尊は街道沿いだからこそ無事を願って次々と建てられたという見方もできますね。
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お礼
川辺八幡神社に到着し、お礼の参拝をしました。
日がだいぶ傾いています。
この後は古市街道を利用して帰路につきました。
庚申堂へ向かう時もそうだったのですけどね。笑
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つぶやき
「昔の人は偉かった」というコーナーがある番組が以前にありましたが、列車も車もバスもない時代の人の健脚力とでもいうのかには関心しきりです。それが普通のことだったのだから時代の流れを感じます。
今は人を乗せて運んでくれる公共交通機関があり便利な世の中になった反面、長距離を歩こうと思える健脚な人は一部の人だけになってきたように感じます。
まぁ
健脚でなくとも自分のペースで好きな距離を自由な方法で工夫して街道散策して楽しむことはできますし、現代の地図上に記載のない地蔵尊や道標などを発見することなどもありますし、遠い昔に思いを馳せて散策するのはロマンがあっていいですよ。
個人的な感想です。
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美味しいものは正義
帰路で、平野区の杭全神社、宮前にある和菓子屋の塩伊さんのおまんじゅうを購入したので、甘いものをいただいて疲れを和らげ英気を養います。
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最後に
『庚申街道を通って庚申参り.1』から長々と書き連ねてしまいましたが、読んでくださりありがとうございます。
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おまけ
御朱印帳を持って家を出なかったという痛恨のミスを犯してしまい…明治橋を出発する前に気付きましたが家まで戻る気にはなれず…苦笑
これもまた佳き思い出となることでしょう。