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#口腔ケア
被災高齢者に起こりうるリスクと言語聴覚士の活動 〜肺炎予防と口腔衛生〜
1)肺炎予防・口腔衛生
災害関連死で最も多いのが肺炎と報告されている。災害時には、浄化された水の確保や洗面台の数等の問題と物品不足から口腔衛生環境が悪化しやすく、誤嚥性肺炎を発症しやすい。被災者の中には、避難時に歯ブラシや義歯、義歯洗浄剤などを持って出られず、口腔衛生物品が不足している者も多い。また、避難所で提供される歯ブラシが硬くて使用できない、義歯保管ケースがないため装用したまま就寝していると