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絵本作家61人のアトリエと道具

読書記録1
人様のアトリエや書斎、愛用品について読むのは何故こんなに心踊るのだろうか。物や場とのストーリー、それが創作にもたらす影響。加古里子さんの鉛筆削り、せなけいこさんのヤマト糊、安西水丸さんのペリカンの青インク、西尾茅子さんのブラシ。使い込んだ品々だけが持つ魅力がある。tupera tuperaさんはパッチワーク用のハサミを切り絵に使っていて、糊はいろいろ試してアラビック固形のりが一番だそうだ。手に入りやすい物を使う作家さんもいれば、廃盤になった物を探し歩いてストックしておられる方もいる。
秋山あゆ子さん愛用のドクターマーチンのブリードプルーフホワイト、及川賢治さんのLYRAペンシルエクステンションは使ってみたくなる。

以下に心に残った言葉を引用

アトリエには自分らしさが重要だと思います。好きなものをつめこんだ空間は、作品にも影響します。p103

廃校をアトリエにしている、ザ・キャビンカンパニーさんの言葉

絵画は身体運動なので、画材は体との相性の良さが重要 p119

水彩絵の具を使う陣崎草子さんの言葉

何度でも開きたくなる魅惑の本だ。

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