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もう全部マスキングテープでいいんじゃない?

昨日青山フラワーマーケットで花束を買ったら、包装用のセロファンもクラフト紙も、その上から保護用にかけてもらった別のクラフト紙も、全部マスキングテープ(以下「マステ」)で留めてあった。水を清潔に保つジェルの小袋もマステで留めてあって、とにかく外すのが楽ちんであった。数年前まで、こういう時は、セロハンテープが多用されきたと思うのだが、手でちぎれるし、すぐはがせるし、ついてた紙も再利用できるし、いいことだらけじゃないか!と感動した。

マステはもともと塗料などがはみ出さないように覆って(マスキングして)おくためのテープだが、調べてみると浴室や台所のゴムパッキンや目地が汚れないように、あらかじめマステを貼っておく、といった技や、それ専用のマステも発売されていて、マステの大躍進を知った。

手帳好きや紙好きの間ではデコレーションに使ったり、コレクションして愛でる対象として、100均の商品から美術館とのコラボ商品まで多種多様なマステが発売されている。棒に通したりぴったりの箱に収めたりと、収納を工夫してインテリアとして楽しんでいる愛好家の方もお見受けする。

私はそうしたマステ沼を遠くに眺めてきた部類だが、やれセロテープのカッターのギザギザで手を切っただの、切り口が張り付いちゃったので取ってほしいだの、子どもたちがセロテープを使うたびに何度も呼び出される手間を考えると、もう全部マステでいいんじゃないか、という気がしてきた。掃除にも使えるならシンプルなものを箱で買ってストックしておこうか。布以外ならネームタグ代わりにも使えるのも地味に便利だ。

(なんだかセロテープ不要論みたいになってしまったけど、セロハンテープに恨みはない。ただうちのテープディスペンサーはだいぶ使いにくくて、子供向きじゃない、というのが問題の本質だ。)

私の手帳のポケットに入るぐらいの、中芯の径の小さなマスキングテープを、どなたか開発してくれないでしょうか・・・

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