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片付け出来ない子供達の悩み

子供達とセッションしていると、よく出る話題のトップランキングにあがる話題が、片付け問題。

中には「片付けないと、お母さんにも申し訳なくて」という発言をする中学生もいたり。

子供時代(幼少期)に、『片付け』に対する受け止め方が違うだけで、片付けの仕方が変わってきます。

片付けって、物心ついた時には当たり前に知ってはいたりするじゃないですか。私が聴いてきた限りですが、片付けの大体は、『親から怒られるから』という理由が多いみたいです。
確かに私自身も片付けの記憶は、母親から言われる印象があったりします。

  1. 脳の仕組み

  2. 片付けが苦手・嫌いの理由

  3. 片付けの概念を変える。(意識開拓)

  4. 人間って自分が満たされる事が好き

  5. まとめ

1.<脳の仕組み>


簡単に言うと、脳は、その時の感情によって、物事の好き・嫌いをインストールしていきます。特に幼少期は本能を発揮しながら知識を得ているので、
幼少期に五感で感じる事を脳で選別しながら、好き・嫌いを決めていきます。根底に、『幸せ』を求めて生きているとすれば、当然、心地いい感情を脳は求めているわけです。心地よさに違和感があればあるほど、嫌い枠に選別されていく…といった感じです。

2.<片付けが苦手・嫌いの理由 >


上記の脳の仕組みから考えると、分かるように、ただ『お片付けをしなさい』という言葉の中に、喜びや幸せの感情がないまま伝えると、『片付け』の意味を今から知る子供達にとって、どのように受け取られるか…想像してもわかりますよね。わくわくもしませんし、お母さんがつまらなそうならなおさら、『片付け』はいい事だと感じるには、難しい作業になるのです。
分からないまま『片付け』を押し付けると、怒られている感覚になっていきます。そうなると、たちまちつまらない作業になるのです。そうして、『面倒』とか、『苦手』というカテゴリーに入り、最終的には『自分は掃除が苦手』に落ち着かせようとします。

3.<片付けの概念を変える。(意識開拓)>


まず片付けをすると、どんな気持ちになるのかを考えます。
(綺麗、気持ちいい、すっきり、整理整頓…)色々ありますね。
この気分よくなる感情をうまく使って、伝えていく事がポイントです。

しかし、ただ気分よく言うだけでは、そう簡単には乗ってこないですよね。
体感して自分が楽しいと思えてこそ、『片付け・掃除は楽しい』と思えるのです。ではどう伝えるとやってみたいと思えるようになるかをお伝えしていきます。

4.<人間って自分が満たされる事が好き>


タイトル通り、私達は自分が満たされると幸せな気持ちになりますよね。
物は、言葉を発しません。ですが、一緒に遊んだ物たちは、今という時に大事な友達だという事を認識させていきます。
遊び終わったら、「今日も楽しく遊んでくれありがとう」と言って、オモチャ達のお家に連れて帰ってあげると、オモチャ達も喜んで明日はもっと楽しい事が起きるよ。
といったイメージをさせる会話をします。子供達が、絵本を見て物語を想像していくように、子供達には想像力が豊かにあります。

やがて、学校へ行き友達と共有する時間が増えていきます。
沢山のお友達を作る為の、友達作りの練習のような時間なのです。
一緒に遊ぶオモチャ達が、喜ぶ事をしたら、もっとオモチャが集まってきて、もっと楽しく遊べるようになるよ。とか。
【オモチャを雑に扱えば扱う程、自分もお友達に雑にされる】と考えれば、【思いやりの心】が自然と身に付き、自分が楽しい毎日を送る為の【お片付け】へと気持ちがインストールされていきます。

これはオモチャだけでなく、お洋服とかの脱ぎ捨てとかもあったりしますね。可愛い(かっこいい)人になる人は、お洋服を味方にする。といった魔法をかけるのも一つ。あしたもあなたを可愛く(かっこよく)見せてくれる為に、お洋服もご機嫌でいたいもの。
お洋服がご機嫌であればある程、あなたを可愛く魅せてくれます。
当然ですよね。しわくちゃに放り投げられているお洋服と、きっちり大切に扱っている洋服とでは、全然違いますからね。

5.<まとめ>


このように、片付け・掃除が自分にとって、Happyにさせてくれるものだと、認識すれば、意識は自然と大切な行動に変わっていきます。
既に嫌がっている子から始めるには、根気よく、イメージをさせてあげることです。
ただ、𠮟りつける物言いは、特に幼少期は、意味が分かりませんから、単純にお母さんの怒った顔を嫌います。だから余計に興味はなくなるものなのです。楽しくゲーム感覚で、これは自分の幸せになることだと、一緒に楽しむ感覚でやると、心は動きやすいかもしれないですね。



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