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今日もぼくら、今を生きる
ぼくのリアル
なんとなくただ生きている中でも、どこか自分らしさは必ず存在するもんだよな、と思う。
どれだけ自分とは?を考えて生きてみても分からなくなる時もあるし、気楽に生きてみたらふと気づくこともある。何が言いたいかというと、自分らしさというのは、自然と滲み出てしまうものなんじゃないか、ということです。
あらゆる物事がどんどん進歩していくにつれて、ぱっとみて「すごい」ことだったり「派手」なことに目が行きやすくやっている気がしている。スマートフォンの新機能だったり、AIによる自動化(汗)だったり。個人的には音楽も少しそのきらいがある気がしていて、やれ複雑なコード進行だとか、変態的なリズム・構成だったりだとか、、、もちろん音楽を生業にしている以上、そこに技術的な評価軸はあるべきものと頭では理解できてはいたけど、加速する“スキル至上主義”的なものに対して、なんかずっともやもやしてた。
2023年春、約2年間勤めていたIBMを退職し、約3年間所属していた事務所であるビクターミュージックアーツから独立した。そういわゆる、音楽で食っていくぞ!!という決意をしたのでした。(これが後に”27”ができたきっかけにもなった)
さてさて、いざ一人になったはいいものの、当然のことだが定期的に口座に振り込まれる魔法のような安定した給料もなければ、諸々管理してくれるマネージャーもいない、製作費やスタジオ代はもちろん自腹。ただ、音楽がしたい!!という理由で今の状況になったわけだし、他の仕事をするつもりは当面ない(2023年8月現在)。
・・・え~っと、どうやってお金稼ごうかしら、?
よ~く考えよう、サブスク主体の現代、音楽で稼ぐには、自分の作品の再生回数を伸ばさないといけなくて、再生回数を伸ばすためにはリスナー数の多いプレイリストに入れてもらえた方がいいから、えーっと、そのためには、プレイリストを作っている人に刺さればよくて、刺すためにはぶっ飛んだすっげぇ曲を作ればいいのか!!!!!
こんな感じで、今の波に乗っかってなんとなく分かった気になっていたけど、何も分かっていないような気もする。売れるための音楽を作り続けることは、本当に自分が音楽で食っていくという選択をしてまでしたかったことなんだろうか。(別に売れるための音楽や戦略をどうこう言っているわけではなく、ここでは単純にそれが自分に合っているのかどうか、という文脈で話しています。)
そんな心持ちのまま作品を作り続けていいのか、また、そんなモチベーションで作っていけるか、漠然とした不安なるものに苛まれる日々をぼんやりと過ごした。
自分がやりたかったことってなんだろう、自分の表現したかったことってなんだろう、自分がこれからやるべきこと、やりたいことってなんだろう。丁度そんなことを考える分岐点に立たされている気がした。
一回、自分の原点に立ち戻ろう。
いわゆる、セーブポイントを設けることにした。
否応なしにたくさんの物事や環境から影響を受け、メガネのレンズが曇ってしまいがちな今だからこそ、一度原点回帰し、自分の色が滲み出ているような、自分の軸がどこにあるのか確かめたかった。
将来なんて、もっともっとぼんやりするだろうし、きっとまた分からなくなったりするだろうな、また一生懸命レンズを拭いてはかける自分が想像できる。そんな時のためにも、自分自身の名前を冠した、今の自分自身をそのまま表したストレートな作品を作りたかった。
そんなこんなで無事リリースされた2nd EP “KIM”。
![](https://assets.st-note.com/img/1691573894800-fTQJ7c4Noh.jpg?width=1200)
kim taehoon 2nd EP "KIM"
M1. 夢で逢えたら
M2. ALCOHOLIC
M3. ALCOHOLIC (Acoustic Ver.)
M4. 27
M5. まっさら(Chorus by ましのみ)
M6. To be continued.
繰り返しにはなりますが、ありのままの自分をそのまま表した作品です。すごい速さで変わっていく社会の中で、それぞれが自分自身を見失わないようにという願いと自分への戒めも込めて。
背伸びして派手なことはせず、等身大のまま自分の原点にいる人たちと作り上げた大切なEP、たくさん愛してもらえるとうれしいです。
今日もぼくら、今を生きる。
リリースパーティについて
そ!れ!と!
そんなEPのリリースを記念したリリースパーティを開催します。タイトルはお察しの通りだとは思うけど、まさに原点回帰ということで"BACK TO THE BASIC"。普段から遊んでいる仲間と、そして来てくれるみんなと、ゆるく楽しく、でも時にはバチっとかっこよく、それぞれが好き勝手遊べるような、そんなパーティーになればいいな~などと思っています。
絶対に来てください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
チケットも早めにとってね、たくさん予約してくれるのが目に見えると心置きなく準備に専念できるし、たくさん人がいてくれた方がみんなでわっきゃできるからね(^_-)-☆ (大事)
![](https://assets.st-note.com/img/1691574143433-ZnF2862Jx3.jpg?width=1200)
2nd EP "KIM" それぞれの楽曲について
ここからは2nd EP "KIM"のそれぞれの楽曲についてゆるく書ければと思っています。お時間ある方は是非読んでいってください。
元々はアコギ一本で弾き語りをしていたというルーツもあり、全体的に気持ち良いゆったり感で作り上げることができた気がしています。
M1. 夢で逢えたら
J-POPがだいすきなぼくにとって、いつになってもJ-POP要素というのは切り離せないわけです。個人的には真ん中J-POPを目指して作ってみたけど、全然真ん中じゃない!っていう意見ももらえたり、やっぱこれこれ~スキィ~と言ってくれる人もいたり、まあそりゃ真ん中は人それぞれ違うよな~とも思いつつ、おもしろいな~と勉強にもなった。
「夢で逢えたら」って数々の名曲たちが愛されているように、本当にロマンチックで素敵なタイトルだな~と浅はかながら思っています。飯食ったらおなかいっぱい過ぎてすぐ寝てしまい、起きたら深夜3時とかがザラな自分が基になっているから全然ロマンチックではないんですが(汗)
そして何といってもリリックビデオのかわいさよ・・・
毎回毎回サイコーなイラストを描いてくれるsanuchidaですが、今回も激キュートでラブリーなビデオを作ってくれました。
M2. ALCOHOLIC / M3. ALCOHOLIC (Acoustic Ver.)
この曲は、R&B要素を基にした流れるようなトラックの気持ちよさと、J-POP要素を上手く混ぜ込めたな~と思っています。タイトル通りお酒をテーマにした楽曲で、サイコーな仲間たちとのカンパイや、クソみたいな行きたくもない飲み会でのカンパイなど、色々なカンパイをイメージして歌っているわけですが、実はEPのテーマにもなっている”等身大”でいることの意思表示をしている楽曲でもあったり。
詳しくは「キラキラ(限界)ミュージシャンの晩酌ルーティーン」という謎動画で話している(つもり)ので、ラジオ感覚にでもどうぞ。
M4. 27
正直この曲は、めちゃめちゃ自己満色の強い楽曲で、正直誰が聴くんだろうこんな曲、と思いながら作りました。というのも、27歳という一つの節目とされているタイミングでの自分の退職の話だったり生き方の話だったりが歌われているわけで、誰かに届けたい、というよりは自分のために作りたくて作った曲だった。
蓋を開けてみると、ありがたいことに歌詞に共感してくれたり、刺さったと言ってくれる人が多くてめちゃめちゃびっくりしました。思いもよらないこと過ぎて本当にびっくりしたし、なんか、すごく嬉しかった。結構重めの、それもすごく個人的な自分の話や主張をちゃんと受け止めてくれる人がいるんだな、と、改めて聴いてくれる人のありがたみを感じた。
M5. まっさら(Chorus by ましのみ)
まっさらでは、なんだかんだ10年来の友人でもあるましのみにコーラスを、そして中高から仲良しの同級生に最後の合唱を歌ってもらった。この合唱というのも一つまたミソで、実は高校時代にみんなでアコギ一本で歌ったり、合唱のクラスで一緒に歌ったりしていたという過去に基づいているのです。まさに原点、という感じだし、気の置けるみんなとこういう形で歌えてサイコーだった。
この楽曲の解釈は、分かりやすいと思うけど、なんとなく書かないで置きます。他の楽曲については自分の思うことだったり背景を書いてみたけど、もちろん解釈はすきにしてほしいし、それぞれの生きている世界や環境に合わせて楽曲たちが輝くといいな~、と祈っています。
M6. To be continued.
この曲(インスト)にはいつか来る日のために特に触れずに置きます(^_^)
今後もこの原点を忘れずに、邁進して参りたい所存でございます。
追記にはなりますが、EPを通してピアノを弾いてくれているカキヌマ・ジューイシャンも実は中高の先輩だったり、Mix & Masteringをいつも担当してくれているNEMOTO STUDIOも大学からの長い中だったり。ずっとアートワークを描いてくれているsanuchidaにも大感謝。
そんな仲間たちと作り上げたサイコーなEP。
みんなの心の拠り所になるとうれしいです。
kim taehoon