[Maya] ビューの自動切換えツール

Mayaでのレンダーレイヤーごとにカメラ指定がされているシーンで、レンダーレイヤを切り替えたら自動的にカメラビューを切り替えるツールの紹介です。

1シーンでたくさんカメラを置いてレンダーレイヤーでカットごとに管理したい場合、カメラの切り替えを手動でやるのは地味に面倒ですよね。カットが増えればなおさらです。
こんな機能あったらいいなをMELで実現してみましょう!

こういう感じのことができます↓

scriptJobというコマンドを使用しています。
シーンで何かしら更新があった場合、条件に当てはまるとスクリプトを実行することができる機能です。
条件はたくさん用意されているので詳しくはオンラインヘルプをご参照ください。
今回は「renderLayerManagerChange」というイベントを使って、現在のレンダーレイヤが変更されたタイミングを判定して関数を実行するようにします。

scriptJobで実行する関数は1つですが、大きく処理を3つに分けて
それぞれ関数を用意して組み込んでみましょう。

・renderableなカメラを取得する関数
・ビューを任意のカメラに切り替える関数
・スクリプトジョブを走らせる関数

最後に簡単なポイント解説付きでコードを公開します。
実行したいビューをアクティブにした状態で、コピペしてscript editorで実行すればOKですが、.melファイルで保存しscriptフォルダに入れてsourceコマンドで呼び出すほうがよりスマートです。コードの変更もしやすくなります。

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