ばいと

 受かりたかったバイトの面接先から連絡が来ず、ひとしきり絶望した。もう次のバイト応募もしたことなので、これからゆっくり本でも読もうと思っている。
 やはりきっと、「精神疾患や身体疾患の罹患歴」というものはバイトや就職にとって邪魔になるらしい。手帳を持っている訳でもない私は、会社からすれば採用する理由のない人間だ。相当人が居なければ採用されるが、そんなところはすぐに人がいなくなるような、嫌なところだ。私には合わなかった。
 根性で頑張れればそれでいいかもしれないけれど、そうもいかない。根性論では私は頑張れない。けれどまぁ、働かなければお金は増えないし、つまりは幸せも増えない。もっと頑張らねばならなくて、でも難しくて。ジレンマというか、そうした相反した現状と折り合いをつけながら私は今日も息をして……。

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