運命の1歳半健診 ①
こんにちは、てっちんです。
自閉症児わしょうたろうの育児を綴っています。
今日は、1歳半健診のお話です。
いま思うと、運命の1歳半健診でしたね。
この日を境に、現実を認識して、
家族総出で しょうたろうの事に全力投球し出す事になるのですから。
でも当時は、そんな重要な日になるとは分かっていませんで、
のほほーんとした気持ちで、
日常の一コマをこなす位のテンションで市が主催する1歳半健診を受けに行ったものでした。
我が子の1歳半健診は夏の終わりの日でした。
その頃は、東京都F中市在住でしたので、
そこそこ大きな規模の健診でした。
会場には同じ年頃のお母さんと子ども達で溢れていました。
身体計測や栄養講座を順調にこなし、いざ、子どもの発達チェックを兼ねた、保健師さんとの面談です。
大きな部屋に通されると、そこでは10組程の親子がそれぞれ、保健師さんと個別に面談中。
子どもと共に順番待ちをしていると、面談中の会話の切れ端が、方々から耳に入ってきます。
「この動物は何かな?? 」
「この積み木を積み上げてみて、出来るかな?」
「わんわんはどれかな?指をさしてみて」
「わんわんよりも、アンパンマンの方が好きかな??」
保健師さんが、しょうたろうと同じ年頃の子どもに問いかけています。
えぇぇぇぇーーーーー!!
ちょっと、待ったーーーー!!
私は心底ビックリ仰天しました。
以下は今でも忘れません、その時の私の心の叫びです。
「1歳半で、そんな難しい事が出来たりわかったりするものなの!?」
「1歳半の子どもと、会話って成立するものなの!?」
「しょうたろうは、ワンワンはどれ?とか言われても、ワンワン自体を理解できないと思います」
「うちの子はアンパンマンの存在すら知りません」
「積み木を口に入れてる所は見た事ありますが、しょうたろうと共に約1年半生きてきて、積み木を積み上げてる所なんて1度も見た事ありません。うちの子は積み木の使い方、多分知らないと思います。。。」
「しょうたろうは、何よりまだ喋りません」
我が子と、フロアに居る多くの1歳半の子ども達とのギャップに驚きすぎて、軽い疲労感を覚えながら膝の上のしょうたろうをふと見ると、
驚きすぎて数年分くらい老けた私をよそに、
いつの間にかスヤスヤとお昼寝タイムに突入しているのでした。
究極の我が道人間、しょうたろうよ。
あっぱれです。
1歳半健診のお話、次に続きます。
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