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【限定公開】自分を壊さない生き方⑥

Kindle出版の内容を
マガジン連載で限定公開しています

私が自動車会社を20代で辞めた経緯を
赤裸々に書いています

前後編はマガジンでご覧いただけます

生き方に悩んでいる方に届いたら幸いです

4章 予兆


・狂いだした歯車


私はこうした
日勤と夜勤の切り替えに
適応出来ずに寝られずに
疲れが取れない日が続きました


工場での仕事は
元々時間内に収めるのが
厳しい状態だったので、
疲れも重なり
増々苦しくなってきました

遅れることで
周りに迷惑をかけたらいけない、
遅れないように
作業しなきゃと焦る日々が
精神的ストレスを更に高めていきました


家に帰っても
明日も遅れたらどうしようヤバいな

と考えるようになり、

仕事中も寝る前も
仕事が頭から離れずに
増々寝られなくなりました。
完全に負の連鎖です


・現れ始めた異変


夜勤を始めてから
数週間が経った頃体に異常が出てきました。
体がずっと熱っぽく熱いのです

体感的には
風邪を引いているような状態でした

しかし、
体温を計ってみても平熱。
高くても37.1~3度です。

病院に行くのも一苦労でした。
田舎の寮にいるにも関わらず車が無いからです

自動車メーカーは
従業員の自動車の事故に非常に敏感です。


事故を起こすと車での通勤が制限され、
事故を起こしたことの履歴も社内に残ります。

冬の岩手は
雪が凄く路面凍結なども頻繁に起こり
運転になれてない
新入社員は事故を起こしやすくなります。

そのため
新入社員は車の持ち込みを
厳しく制限されていました。

同期で車を持ってきていたのは半分以下でした。

雪道を走ったことのなく
事故のリスクもある上に、
スタッドレスタイヤも
高額だったため車の持ち込みは断念しました

いざ病院に行くにしても、
周囲に公共交通機関はほぼありませんでした。


バスは1日6本、
最寄りの電車は1時間に1本です。


病院までは徒歩での移動や
待ち時間など往復で数時間かかりました。

体調のよくない私にとっては非常にキツかったです。


・まさかの診断結果


なんとかたどり着いた町のクリニック。
そこでの診断は衝撃でした。


体がずっと火照り熱っぽい状態でしたが、
医者の判断では
37.5度以下は微熱ではない、問題はない。
とのことでした。

体温が不安定で
37度を少し超えるときや
平熱を行ったり来たりしていました。

その事も伝えましたが、
来院当時、
火照りはあるものの、
平熱だったため
『何しに来たの?病気ではない』
と言われ薬も無く追い返されてしまいました。

医者からは
病気ではないと言われましたが、
私は不安でした。

このまま体に
火照りや体温の不安定な状態が続けば
本当におかしくなる

体が壊れる
と強い危機感を感じていました。


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