【エッセイ】怪物(1000)
漫画や映画などのフィクションには信じられないくらいに頭のいい架空の人物が登場する。
たとえば20世紀少年で有名な浦沢直樹先生のサスペンスアクション巨篇「MONSTER」に登場するヨハン・リーベルト。どんな人物かはググると出てくる(と思う。どこかの親切で暇なオタクが解説文を無料公開してくれているだろう)。
ちなみに巷に溢れるオンライン(noteは知らない)のうんこみたいな小説を読むくらいなら浦沢先生の漫画を読む方が遥かに参考になる。
さて、私の身内にひとりと知人にひとり。ヨハンくらいの天才が実際にいる。
身内は血を分けた実弟。アメリカの製薬ベンチャーでマネジメントをしている。彼はもしかしたらノーベル賞を獲るかもしれないから30年後「菊地」という姓の東京大学出身の科学者に注目して欲しい。私はその頃、おそらく死んでいる。実弟の栄光を見れないだろうなのは辛いが仕方ない。
もうひとりは学生の頃、家庭教師をしていた生徒。もうマジで何も教える事はなかった。私の手にはおえず彼の浪人時代は指導は諦めた。現在彼はバイトで医師をしながら稼いだ金でアメリカにワクチンのことを学ぶための資金を貯め一度アメリカに留学し、家族も養いながらもう一度渡米の準備をしているというドラマの主人公みたいなえぐい人物だ。そんな優秀な彼が自分の生涯を賭して日本の無知のせいでワクチンのことをただ怖いと思って無料なのにこどもに打たせない若いお母さんにワクチンの啓発をすると言う使命の下に学んでいるワクチンに関する陰謀論を語る連中はゴミ・ゴキブリ未満だと思ってる。
ちなみにその天才医師の弟に当たる人物はギタリストの左氏。左氏のことを書いた過去記事を貼っておくのでリンクのサブスクを聴いてあげてください。
YouTubeなら無料なので聴いてあげてください。なかなか上手です。マジです。彼はうまいです。知人の色目じゃないです。
先日、会社で隣の席のパートさんと雑談してて何故か姓名の話になって「菊地ってかっこいい名前の代表ですよね」って言ってもらって少し(嘘、かなり)嬉しかった。その人は聡い。過去記事に書いた我が姓名を冒涜した10年以上前に出会った我が人生史上最低にバカな前々職のスーパースペースブラック企業の後輩と大違いだ。
【唐突に今読んでる本の感想】
noteが書きなさいって煽るから・・・
「沈黙」遠藤周作(新潮社)
すばらしい作品。クリスチャンなら迫害シーンで涙せずに読めない。心がえぐられる。
新潮100冊でもあるし読了したらまた紹介します。