シャニマス・ブルアカで感じたゲーム発アニメの役割とは
前書き
シャニマス、ブルアカとアプリゲームのアニメが始まり、ゲームをプレイしている人、興味があるけどやるか迷っている人など視聴者層は様々だと思います。
さて今回はシャニマス既プレイ、ブルアカ未プレイの視点から気づいた、昨今のアプリゲームの役割について語りたいと思います。役割を語る上で前提知識の異なる二作品の感想をベースに書き進めました。
私なりに思ったことをまとめたので見てくれると嬉しいです。
かんたん結論
アプリゲーム発のアニメの役割
原作漫画、小説あるいはオリジナル作品(以降は原作発とする)とアプリゲーム発のアニメ(アプリ発)では役割が異なります。
原作発の役割
原作発は視聴率やアニメのグッズ等で、テレビ局等が利益を出すために放送しています。そのため知らない人にも魅力が伝わるように作る必要があり、丁寧でアニメ単体でも作品として成立しているアニメが多いと思います(ガンダムシリーズや最近だとフリーレンとか)。
アプリ発の役割
一方アプリ発では上記の要素も重要ですが、それよりもアプリゲームの収益が大切でありアニメはその販促に当たります。ですので作品のクオリティというより、いかに取っ掛かりを作れるかということが大事になります。
じゃあどういう取っ掛かりにするか、ですがそれはゲームプレイを前提としたアニメにすること、だと思います。
アプリゲームのアニメは基本的にゲームのメインストーリーを参照して話が進みます。つまり既にプレイしている人はストーリーを一回見ており、楽しみは声優や戦闘等の演出、未プレイヤーの反応が多くを占めているでしょう。ですのでストーリーを最低限以下の情報量にすることでテンポよく飽きないようにしていると感じました。また未プレイヤーはアニメで分からなかった箇所を補完しようと、アプリをダウンロードすることで具体的な解答が得られるようになっているのではないかと考えました(ダウンロードに至らなくても、SNSで補足するオタクは必ずいるので、そういったものも含めた前提で作られている)。
こうした取っ掛かりを作って、興味を持ってもらうのがアプリ発の役割だと思いました。
シャイニーカラーズ
一話
櫻木真乃がイルミネーションスターズに加入するまでと、W.I.N.G.ことWonderIdolNovaGranpri(グランプリってgrand prixが語源で略語であることを初めて知った)についてや283(ツバサ)プロダクションに所属するアイドルの紹介など、導入的な役割が強かったです。
登場人物が多く名前だけ紹介するという流れだったので、詳しくはゲームで!という印象でした。実際各々紹介するのもテンポが悪くなるだけなのでいい判断だと思いました。
というかウイングまで三か月しかないのに、つい最近まで普通の高校生だった(特に真乃)を出そうって判断したプロデューサーすごい(小並感)。
おそらく加入したのが四月で、そこから時間描写と服装的にも月末だったことを考えると、精々四か月でアンティーカと戦うことを考えるとイルミネって可能性か才能の塊では?と思ってしまいました。
二話
アンティーカがミュージックビデオを撮る回でした。堅物だと思われていた(そんなことない)監督を認めさせるという圧倒的王道、雨の中で最終局面の撮影はまさしく<ウタという炎>は雨なんかじゃ消えないといわんばかりのアツい回です(その裏で<ソーセージという炎>を燃やす放課後クライマックスガールズさん)。
また放クラが肉屋さんの販促をしたり、アルストロメリアが雑誌?の撮影をしたりと他のユニットも着々と前進している描写がされていました(『アンティーカがMVなら放クラはソーセージ!』じゃないのよ夏葉さん)。
さっきから()で言及しているように放クラがアニメでギャグ担当になりつつあるのも解釈一致でした(ボケが凛世、夏葉、チョコ先に対してつっこみが樹里しかいないボケの渋滞状態)。
総評
まだ出だし、これからに期待と言ったところではないでしょうか。放クラはギャグ要素が多くアニメに向いているし、王道展開はアンティーカ、イルミネで確保、萌えはアルストとバランスがよく可能性しか感じない二話だったなと思います(特に放クラは既にキャラ立ちしてて面白かった)。
またアニメとしてのクオリティは高水準でフルCGもここまで来たかといった印象でした。細かい動作を演出できるのはCGの強みですが、描写しすぎて想像の余地をなくしているので、表現しすぎないシャニマスと相性が悪いなァって思いました。
アニメ化でよかったことはゲームで分からなかったことが補足されたことだと思ってます(ゲームの報酬がおいしいこともあるが)。特に各ユニットの立ち位置が明確に分かったことは、ゲームをしている人にとって嬉しかっただろう(アンティーカ>アルストロメリア>=放クラ>イルミネみたいな)(コミュでもストレイライトが言及している)。
もう一つ話題になっていたプロデューサーについてですが、いかにも人畜無害な顔って印象でした。けどもうちょっと彫りが深い想像してたのでそこだけ異なってました(誤差の範囲でしかない)。あとスタイル良すぎる。
最後に一部で物議を醸していた(?)オープニングでしたが、私としては粗さがしに感じました。全体として違和感はなかったですし、注目してまぁというレベルですし、これと非にならない酷い演出を挙げたら無数にあり、それを見たら発狂するのではと思いましたです(それよりもエンディングとMVで同じ曲使う采配の方が笑っちゃいました)。
ブルーアーカイブ
一話
未プレイヤーを排除したというのが、この作品にも色濃く出ているかなという印象でした。特に世界観は現実とは異なり一回では理解できない用語の連続で面白さというのが分からなかったです。
ともかく一話ですが、シャーレという機関からアビドスという学校に派遣された<先生>が生徒とともにヘルメット団(?)から学校を守るという話でした。
ゲームはしていませんがホシノというキャラは声優が花守ゆみりさんであることや単純にかわいいこと、Twitterでよく見かけることもあり知っていたため(性格は知らないが)登場したときはかなり嬉しかったです(しかもレギュラーそう)。
見終わった後に気付きましたが、最初に先生の使ってるタブレットが、髪の長いシロコ(?)に壊されているの何かしらの伏線なのかなって思いました。あとイラストでよく見るミカ(っぽいの)かわいい。
二話
(あずにゃんに似ている子)が誘拐され、なんやかんやあって助けられるといった内容だった。芝関ラーメンおいしそう。
総評
これ言ったら怒られそうですが、戦闘シーンの安っぽさと茶番感が二話観ててずっと思いました。オープニングの作りこみがすごくエモいのと、ホシノがかわいいのでもう少し様子見します。
結論
原作発のアニメとアプリ発のアニメでは役割が違うことが、この二つの作品を観て明確に分かりました。
従来の原作発のやり方とは異なり、アプリに興味を持ってもらう入り口としてアニメを放送するという新しい形でした。ブルアカ未プレイヤーの私としては、話が見えなさすぎてついていけてなかったですが、シャニマス既プレイヤーとしては十分面白かったことを考えると、新規4既存6ぐらいのバランスなのかなと思います(ブルアカは世界観的にも難しそう)。
要するにアニメ勢はアプリ発にとっては無課金ユーザーみたいなもので、観てるだけの人を切り捨てる強さみたいなものを感じます。
あとアプリ発はグッズ等は関係ないようなことを宣っていますが、アプリの特典がついてるDVDやグッズもあったり軽視はしていないと思います。
後書き
なんかそれっぽいタイトルのくせに文章力がないことを痛感した今日この頃ですが、見てくれてありがとうございます。
シャニマスを観た人はぜひゲームを始めましょう。お気に入りが見つけて、その子とユニットをプロデュースしていけばどんどんはまると思います。
またアニメでは得られないであろう一人に焦点があてられた濃厚なストーリー、書かれすぎていないことによる想像の余地、グループのコミュには一読の価値があるかと思います。読者のPは担当をコメントに残してください(私は冬優子担当)。
ブルアカに関してはアニメ全部観てまた書きます。先生の読者は私の代わりに面白いところまとめてください。
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