ワムシのとりこ
透明なものはなんだって魅力的
ガラス、水、シャボン玉、ミジンコ、そしてワムシ
昔、自分の思う『美しい』はなんだろうと考えたとき、透明なもの
にたどり着いた。
なんでだろうと考えたら、太陽の光をより見やすく映してくれるからかな、と言う結論に。
太陽光、これに勝る偉大なものは地球上にないと思っていて、それをよりわかりやすく映し出してくれる、留めておいて堪能する時間をくれるものは、透明な水やガラスであり、透明な生き物たちなのだと思う。
私のミジンコブームは高校3年生の夏、水草の魅力にとりつかれ、受験を水草のプレゼンで乗り切ったあの夏。可愛い可愛いとミジンコの写真を待受画面にしていたら、友人が紙のプラモデルでミジンコを作れるキットをプレゼントしてくれた。そこで初めてミジンコは横から見ると可愛いけれど正面からはイマイチなのだと知った。そうミジンコは横顔美人だったの。
まあ、そんなこんなでミジンコブームは終わったわけなのだけれど
今日、次なる可愛い、に出会ってしまった、そうワムシである
公園で生き物観察を一緒にしている、Oさんが
『水中の生き物を美しいという観点でまとめてみました、お時間がある時見てみてね』とメールで動画を送ってきてくださり、その4分ほどの動画内にワムシの世界をしばしば楽しんでくださいというコーナーが有り、まんまとワムシのとりこになってしまったわけなのだ。
今日知ったばかりだから、ワムシの生態を詳しく知っているわけではないのだけれど、口みたいなところに繊毛があり、繊毛を動かし水流を作り食事をしているらしい。かっこいい。水流を作り、餌を自分の口まで運んでいるのだ。カービーの水版と言ったらわかりやすいかしら。ああ魅力的。
朝、動画を見てワムシの世界にどっぷり浸っていたら、今夜、そうさっき、もう一つのメールが届いた。私を生き物観察のプロフェッショナルたちとつないでくださったNさんが水中の生き物の動画に合わせた音楽をギターで作って、早速シェアしてくださったの
はて、なんて素敵な世界なのでしょう
これだから自然観察はやめられません...
生き物も素敵だけれど、それを愛する人たちもとっても不思議で楽しくて面白くて素敵な人達だから どんどん世界が広がっていく