天ぷらの神様と呼ばれる早乙女哲哉さんの「プロフェッショナル仕事の流儀の動画(2012年6月11日放送)」を見て以来、かなり自分は影響を受けていますが、2番目に影響を受けたのは、成瀬正さんというパン職人の方の動画ですね。
「違うな~」、「良くないな~」、「まだまだだな~」って言いたげな表情で、何度も何度も首を傾げながら、パンを作られている成瀬さんの姿が強く印象に残っています。
「満足したら進歩が無い」というのは心の底から同意しますね。自分のドイツ語の勉強のモチベーションは不満足ですし、
そもそも論、行動は不快感から生じるものなので、満足したら行動は起きないから当然のことです。
早乙女さんの天ぷらランチを食べに行った時の如く、成瀬さんのパン屋さんにも縁があったので訪れたことがあります☟
「見る」という行為も、極めることが出来る
で、早乙女さんを参考に保育の専門性について考察した時に、「チェックポイントで相手を熟知し、常にベストな選択肢を選び続ける」というのが保育の専門性の1つであると理解しました。
そこで、どういう風に子ども達を見て、子ども達を理解するかが「今日育」の鍵になると思うのですが、ただただ子ども達を見てるだけでは不十分だなと思うのです。それを分かりやすく書いて下さっている他人様の記事がコチラ☟
観察力というのは、成瀬さん風に言えば「目付け」です。
「子ども達の『どこ』を見ているのか?」は結構その人のセンス的な部分が大きいと思いますし、同じ現象に対する評価は人それぞれですからね。
それ故に今日育は「超超複雑系」なのですが、それでもセオリーを見つけたいという欲に駆られるし、あると信じたい。
チェックポイント(目付けするところ)
個人的には書いて覚えるタイプなので、メモが無いと直ぐに忘れてしまう(怒られたりしたら、「次は怒られないようにしよう」っていう意識が働いて、自動的に長期保存に移る)。
なので、BFDで新たに子ども達(余裕があれば、先生や保護者の方も)と接する時は、メモをしまくって、その子の人となりを理解したうえで活動していきたいなと思う。
noteとかで「人を見抜く」的な内容を書かれている他人様の記事をいくつか拝見して、そこに記載があった質問事項をまとめて、自分なりに編集してみたチェックポイントがコチラ☟
子どもの理解(基本データ)
名前
性別
年齢
身長
体重
容姿
習い事してるか
住所
持病やアレルギー
誕生日
両親のこと
兄弟のこと
祖父母のこと
子どもの理解(特徴)
どんなこだわりを持っているか
どんな癖があるか
どんな性格か
一人で過ごすのが好きか
友人と過ごすのが好きか
休憩時間にはどのように過ごしているか
集団のなかで過ごすことができているか
どのような会話を交わしているか
好きなこと
嫌いなこと
好きな食べ物
嫌いな食べ物
苦手としている人のタイプ
苦手な行動、動作
得意なこと
仲良くやれるタイプの人
好きな友人
嫌いな友人
好きな色
好きな先生
嫌いな先生
母との関係
父との関係
これからやりたいこと
やりたくないこと
寒がりか暑がりか
内向か外向か
アクティブか物静か
これまでの過去
子どもの理解(当日にチェック)
その日の健康状態
持って来た物
昨日の園外での出来事
ストレス
態度(表情や動きから疲労度を測る)
休憩中に横になっているか、眠っているか
イライラして人やものにあたっていないか
焦りがないか
つらそうにみえないか
ためいきをついていないか
目をこする、頭を叩く、頭を抱える、手を止めている、ぼーっと宙をみているなど、普段と違う行動、表情、態度がみられないか
不安そうにしていないか
今何をしている?
どんな態度や考えをしてる?
どんな能力を使ってる?
どんな物に興味を示す?
どのように、他のモノ(子ども達、大人達、物)との関係を築いてる?
今の状況が子供にとって持つ意味とは?
どのくらい成長した?
出来るようになったことは?
外的要素(園の理解)
名前
設立年
場所
周辺情況
遊び場
遊具
グループ
子ども達の数と年齢
先生の数
一日の流れ
開園前の準備
閉園後の片づけ
建物
地域の特徴
危険な場所や安全な場所
緊急時の連絡先
災害や事件時の対応
教育方法
教育方針
花壇や動物小屋の状況(あれば)
面積の広さ
園のルール
外的要素(園の理解)
地面の状況
天気
気温
湿度
気候
行事
四季
人数
あとは、声掛けをどうするか問題
このくらいチェックできたら、1人の子どもを大体は理解できるでしょう。まぁ、これを20~30人やると、20~30倍になるから、大変になるんですけどね。笑
でも、子ども達をちゃんと把握すれば、どういう風に接するかはおのずと決まって来るのかと思います。
接する時の一番重要な点は「どういう声掛けをするか」だと思います。個人的には、コチラの記事で書いたように、花男みたいな感じの声掛けを目指していきたいです。
以下では、「他人様の記事」に溜め込んだ、声掛けのセオリーを転載します☟
*声掛けの心得
👆だから、チェックポイントを使って、子ども達を理解することが大事!
①怒り方
基本的に怒ることはしたくない。
②褒め方
③問いかける
④励ます
⑤挑発する
⑥ストローク
⑦共感
なかなか勉強にとりかからない子どもに対する言葉かけ
勉強せずに「ゲームやっていい?」という子どもに対する言葉かけ
友達とけんかを始めたわが子に
砂場で友達とけんかを始めた子どもに
お菓子買ってとねだる子どもに
「ダメ」と言われることを何度もくり返す子に
お手伝いをがんばってくれたわが子に
子どもに手伝いを促したい時
家族愛と自己愛を思い出させるために
子どもが汚い言葉を使う時
片付けして欲しい時