猫のいる家で魚を飼う~アクリルパーテーション~
魚ハンティングに積極的な猫のいる家で魚を飼う対策シリーズその1。
「なにはなくともアクリルパーテーション」でございます。
コロナであっちもこっちも規制だらけ、マスクはつけなきゃならないし、大人数でガハハハ笑いながら食事もできないし、可愛いあの子に会いにコンビニに行っても味気ないアクリルボードがおれたちの邪魔をする、そんな世の中。
まあ私は化粧が面倒くさいからマスクで隠せてラッキーだし、そもそも大人数でつるむこと自体が嫌いだし、コンビニだろうがスーパーだろうが可能な限りセルフレジを使う生粋のボッチ上等インドア派なので全く困ってませんが。
なにはともあれ、このコロナの世の中だからこそ猫と魚の共存に役に立つあるアイテムが、大変入手しやすくなっております。
アクリルパーテーションです。
魚(水槽)と猫をエンカウントさせないために、私もいろいろ試しました。最初にやったのは「猫に『そこに行ってはいけないと理解してもらうために根気よく怒る・霧吹きで水をかける・ブロワーで空気を吹きかける』などの直接的な働きかけをすること。
この中で、怒ると水をかけるは全く無意味だったので置いとくとして、ブロワーはある程度の効力はありました。シュッと飛んでくる目に見えない空気の塊に、世界一かわいい猫はしょっぱい顔をして慌てて逃げていく。水槽に近づく、シュッとする、逃げていく、水槽に近づく、シュッとする、逃げていく、私が見てないところで水槽に近づく、いたずらする、慌てた私がブロワーを持ってシュッとしようとすると逃げていく、目を離す、水槽の蓋が外される…
エンドレスゲームかな?😂
こうして、「猫が近づいたときに、人間が手動で何らかのアクションをする」というのは現実的ではないと、早々に判断。
センサーか何かを使って、近づいたら自動的に何らかのアクションをする事ができるならばブロワーは効果がありそうだけど、私はそこまでシステマチックな頭脳と技能をもったオバサンではない。
ゆえに、「常時猫をブロックする」方法を考えなくてはならないのである。
ちなみに水槽が置いてあるのは、部屋の隅。
背面と左面を壁につけた状態で水槽台&水槽が置いてある。水槽台は高さ60cm、その上に高さ36cmの60cm規格水槽。
つまり水槽の上辺は高さ96cmの場所にあり、さすがの猫も垂直跳びでそこに飛び上がることはしない。
ただし、水槽から1mほど離れた場所に、高さ50cmのダイニングテーブルがあり、フタやら上置き式のライトやら上部フィルターやらの足場になるものを水槽の上に置いていると、このダイニングテーブルから華麗にジャンプしてその上に乗り、じーっと水中を眺めていることになる。(もちろん手も出る)
ゆえに、水槽にフタは無意味どころか危険を増すので撤去、上部フィルターも撤去して底面フィルターに変更、ライトも天井からの吊り下げ式に変更した。
また水槽の右面はPCデスクが置いてあり、世界一かわいい猫の主な接近経路は、このPCデスクから水槽右面に横付けし、飼い主の目を盗んで水槽に手をかけて立ち上がり、中の魚をちょいちょいするというものであった。
つまり我が家の場合
・水槽の上面を覆うことは被害を拡大するためやらない
・水槽の右面からの侵入を阻止する
ということが解決策となる。
水槽のフチや世界一かわいい猫の足場となる場所に粘着テープをひっくり返して置いたり、猫よけのトゲトゲマットを置いてみたりしたが、世界一かわいくて世界一しつこい猫の前に敗北した。
彼女は水も平気、ペタペタも平気、百均に売ってる猫よけは棘の間に足を差し込めば無害なことも理解済みの賢さ。
手強いのである。
そんな我が家が試行錯誤の上にたどり着いたのが、アクリルパーテーションであった。
最初はダンボールとかプラダンとかで侵入経路を阻止していたのです。もちろん物理的な阻止はできたけども、正直言って、景観もかなり阻害された😂
では、天井から網とかビニールとか吊るしてはどうか?(病院の個室みたいに)とも思ったが、無駄に部屋が圧迫されそうだし、それによって景観が阻害されることには変わりない。
いろいろ考えた挙げ句、「景観が阻害されることなく猫を阻害するもの」として鳴り物入りで届いたアクリルパーテーション。鳴り物といっても私が「ヒューヒュー!」と叫んでいただけだが。
先も申し上げたように、今どきアクリルパーテーションなんて個人でも簡単に買えてしまうのだ。
楽天でアクリルパネルとかアクリルパーテーションで検索をかけると、下手すれば1000円くらいから通販してくれる。
サイズも多岐にわたっているが、もし思い通りのサイズがなければオーダーしても実はそれほど高くはない。
ここで注意するのは「サイズ」である。
猫は液体なので、「水槽と同じ幅」なのは、ないのと同じ。
必ず「防ぎたい範囲より大きめ」のものを用意する必要がある。
我が家では水槽は奥行き30cm、足場となっているPCテーブルは40cm、ここに45cm幅のアクリルパーテーションを置いているが、このパネルの向こう側に足場がある場合は簡単に突破されることが分かった。(2枚めのパネル設置時の失敗談。この対策はまた別の回で)
水槽台は基本的に水槽の奥行きと同じくらいのはずなので水槽側に足場がないと想定すると、幅は手前のテーブルより少し大きめくらいでOK。
高さはというと、猫は伸びるので45cmくらいでは上辺に手をかけられてしまうだろう。上辺に手をかけられるということは、勇敢な子なら登ろうとするだろうし、突破される云々もさることながら、しょせんはアクリルの板を縦に置いただけのものなのでアクリル板がしなって折れたり、下手をすれば反動で水槽にぶつかって魚がびっくりして飛び出す…なんて悲劇もありうる。
また、45cmだと高さ36cmの水槽と10cmしか差がなくなり、大きめな猫ならアクリルパネルの上から手を伸ばして水槽に手をつくこともチャレンジするかもしれない。45cmは危険だ…!
我が家の世界一かわいい猫は標準サイズだと思うが、この子には60cmの高さで上から突破されたことはない。
つまり、少なくとも「猫の足場から60cmの高さ」はほしいところだと思う。
また、パーテーションの足だが、三角形の土台の真ん中にアクリルを差し込むタイプと、L字の金具をパーテーション両側から貼り付けるタイプがあるが、L字金具がおすすめ。
片側だけL字金具を貼ってその足をテープなどでテーブルに固定してしまえば、パーテーションを水槽にぴったりくっつけることもできるようになり、それによってパーテーションの向こう側にある水槽が支えになって倒れることはなくなるからだ。
これが三角土台だと向こう側に隙間ができてしまい、液体の侵入経路になってしまうから注意だ。
↑私が購入したのはこちら。
L字の足が4つと両面テープが4つ付属してくるが、両面テープはすごく強力、しかし一度はがすと粘着力が著しく落ちるので、余ったからといってこの両面テープをテーブルに固定するのに使うのはおすすめしない。あくまでパーテーションと足をつけるのに使用しよう。(経験者は語る)
水槽台とPCデスクの間にアクリルパーテーションを置いたことで、世界一かわいい猫の攻撃を阻止し、なおかつPC前に座りながら魚を眺めてニコニコする私の慰みの景観も確保された。
設置した様子はこんな感じ。
アクリルパーテーション設置後に右側の小さな水槽が追加されて無防備にさらされているように見えるが、こちらはこちらで別の対策があるのでそちらも次回。
このようにアクリルパーテーションがあっても圧迫感はない。
世界一かわいい猫はもちろんなんとかして侵入しようと試みているが、今のところ一度も成功していない。
というわけで、猫が水槽にちょっかい出して困っているけど水槽にフタをすることでは防げないとお悩みの方には、アクリルパーテーション、オススメです。