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猫のいる家で魚を飼う~自作トップシリコン~

魚(で遊ぶのも魚を食べるのも)大好きな世界一かわいい猫と一緒に暮らしている私。そんな猫から魚たちを守るための方法としては

  1. 猫が水槽に手を出せないように水槽に物理的な対策をする

  2. 猫が水槽に近づかないように水槽の周りに物理的な対策をする

  3. 猫に水槽に手を出してはいけないことを理解させる

とあるが、このうち3番が全く成功しなかった我が家の話である(滂沱)。

コロナ対策が当たり前になった結果、簡単に入手できるようになったアクリルパーテーションによって、1の物理的に水槽に手が出せないようにすることに成功はしたのですが、この後、なんとそのアクリルパーテーションの手前に水槽を1つ追加しました。

踏み台にされている水槽


上に乗られた挙げ句狙われている水槽

実はこの水槽、AQUA-Uというろ過装置付きのオールインワン水槽で、手前のガラス水槽部分は「トップシリコン」というガラス上面に塗ってあるシリコンのお陰でガラス蓋を直接乗せられるようになっており、それによって水槽全体を覆うフタが置け、しかもシリコンのお陰で乗せたフタがほとんど動かない仕様になっております。
どのくらい動かないかというと、人間でもちょっと力を入れて「ペリッ」って剥がすくらいの気持ちじゃないと外せないくらい。しかもろ過装置は奥についており水槽からコードなどは出ていないため全体を密閉することが可能で、猫が手を差し込む場所もないため、さしもの世界一かわいい猫もこのフタにはお手上げという状態でした。

このトップシリコン、GEXさんの小型水槽などで最近採用されているのですが、非常にヨイ。オールガラス水槽とか、せっかく見た目がスッキリしてるのに、フタ受け金具とかちょっとアレですよね?トップシリコンだったらそれも解決。できれば他の水槽もトップシリコンで揃えたい…!

と思うあまり、新しい水槽を買ったタイミングで自分でシリコンを塗ってみたら、それっぽいものができましたのでこちらに記録しておきます。

購入したのは、コトブキ工芸 クリスタルキューブ 150H/ブラックシリコンという15cm水槽。こちらはプラスチックで水槽のフチに乗せるタイプの蓋がついておりますが、当然トップシリコンではありません。フタを乗せるとカタカタします。

購入した当初はこんな感じでツルンとしています

この上面にシリコン(バスコーキング)を塗っていくわけですが、まずは塗る前にガラス面にはみ出さないようにマスキングテープでマスキングします。この時、マスキングテープの上面が、ガラス上端のほんのちょっと上になるようにしておきます。また、ぐるりと貼ったあと、2箇所程度、空気が通る場所としてシリコンが塗られないようにテープを貼っておくと良いと思います。

右上部分が空気の通気部分となるよう、テープでマスクした部分

マスキングができたら、コーキング剤を薄く塗り伸ばします。私は水槽がはいっていたダンボールをちぎってコテ代わりにして塗り伸ばしましたが、良い子はちゃんと器具を使うと綺麗にできると思います。

真ん中上が空気の通気部分で、その他の部分はシリコンが薄く塗られている

全体に塗り伸ばしたらマスキングテープを外して、24時間放置して乾燥するのを待ちます。この時、世界一かわいい猫が手を出せないように、水槽を納戸の中などに物理的に隔離することをおすすめします。

基本的にはトップシリコンではない水槽に付属してくるフタはフタ受けを使用する前提のサイズになっていますので、トップシリコンにしたからといってそのフタをそのまま使えるわけではありません。自分でこんな感じのところでフタを別注する必要はあるものの、フタさえ用意できれば使用感は本家に近かったです。
このクリスタルキューブはプラスチックのフタではあるものの、水槽のフチに引っ掛けるタイプのフタだったためとりあえずそのまま使ってみたのですが、何もしていないときはカタカタと揺れていたフタがシリコンのおかげで揺れなくなり、微妙な粘着力のお陰で世界一かわいい猫も「これは外れないやつ」と判断して手を出さなかったので、やはりトップシリコンは猫の物理的な対策としてはイケる気がします。

ただ、水槽のフチでフタを支える関係で大きな水槽には向かないと思いますので(GEXさんも小さい水槽でしか採用してませんしね)、手持ちの小さな水槽をスッキリさせたい、というときに良いのではないでしょうか。

とりあえずこれのお陰で、ヘッダ画像のように、世界一かわいい猫も静かに魚を鑑賞することが多くなったので、トップシリコンおすすめです!

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