うたの記憶
先月、九頭竜聖地巡り(別名:法螺貝三昧?)でご一緒した方がシェアしていて、名古屋方面をベースとした二人組 Ettのライブがあるのを知った。
↑Ettのサイト
Ett(エット)なんと懐かしい名前!在阪の会社に勤めて神戸に住んでいた頃、職場の先輩におすすめしてもらったひとつ、だった。
そのあと神奈川在住の際に下北沢までライブを見に行ったのは2009-2010年頃だったか。
といっても、実はそのときのおふたりのお姿もライブの様子も覚えていなくって、思い浮かぶのは、うた、だった。
幾多の引越しで先輩が複製してくれたCDもどこかにいってしまったのだけど、Ettといえばなんとなく浮かんでくるフレーズがあった。
ライブ会場である小布施・スワロー亭に早めに着くと、ギターの渓さんがいらして、今回ライブに来たのは10年以上ぶりなんです、とEttとの出会いを話しはじめた。
「なんかずっと覚えてるフレーズがあって、ある晴れた朝の〜♪」とわたしが口ずさむと渓さんは「いや、ちょっと違うんだなぁ」と濁した。そして「ちょっと季節が違うんだけどライブでもやりましょう」と言った。あれ、違ったか。
そのあとライブではその、なんとなく覚えている曲「柳の手」から始まった(アルバム「テンカラ」に収録)。
そしてその歌い出しは「まだ寒い五月のこんな夜に…」だった。おいおい、空気感は「ある晴れた朝の」と全然違うやん!(爆)わたしの記憶いいかげんやん(苦笑)
歌詞は思いっきり間違えていたけど何年も、うたや音が残っているのってなんとも不思議なことだ。
ちょっとしたフレーズ。音や声のアップダウンだったり、広がっていく様子。形がないから、形がないからこそ残っているもの、響いているもの。
わたしは歌い手でもミュージシャンでもないし、そういった練習も表現も特にしていないのだけど、先日からこのnoteに投稿しているように、なんとなく音や響きに惹かれているこの頃である。
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