妊娠出産を経て不感症・性的興奮障害になるまで④
最初に夫からの誘いを断ってからも頻繁に夫は私とセックスをしたがった。
しかし触れらるだけで不快な思いになってしまうことに私は耐えられず、ついには一緒に夜過ごすことが怖くなってしまった。
夫のことは嫌いではない。
しかし触れられることは生理的に無理なのだ。
それでも私は二人目を作るチャンスを作った
夫とそのようなことになってから、実は私は二人目を作る決心をしたことがあった。
子供も赤ちゃんではなくなり、心にも生活にも余裕ができた頃、もう一度産んでみようと思ったのだ。
寝る暇もなく忙しかった日々ではあったが、それなりに赤ちゃんと過ごす日々は楽しく充実していたということもあり、また子供には兄弟が必要ではないかと私も夫も考えていたからだ。
お互い兄弟がおり、兄弟によって助け合えることの良さということを痛感していたこともあり、産めるのであれば兄弟を作ってやりたかった。
私が現状このような状態ではあったものの、義務感と自信のやる気にて奮起したこともあり、もしかするとこれでこの不快感からも脱出できるのではないかとも思った。
しかし残念なことに1年頑張ったが子供は授からず、私の不快感も解消されなかった。
不快感の中での子作りはどのようなものだったか
不感症とか性的興奮障害のくせにやれるんじゃん?と思う人もいるかもしれない。
がまんすれば何とかなるのです。
そう。がまんさえできれば。
最初に私に手を伸ばしてきた時の不快感を何とか押し殺し、挿入まで持って行く時。
実際私は苦痛でしかなかった。
挿入後も特に気持ち良いことはないし、その上時間がかかればかかるほど痛みも生じてくる。
でも次の子供がやはり欲しかったし、子供が出来るまで頑張ろうと心に決めていたので、1年は頑張れた。
しかしやはり苦痛には勝てず、そのままフェードアウトとなってしまった。
戻らない感度と性的興奮
いつになったら私は普通にセックスができるようになるのだろうと考えていた。
出産してからもだいぶ経つし、二人目出産に向けて夫とも頑張ってきたがやはり無理だった。
それどころか夫のみならず家族に体を触れられるのすら嫌悪感が走るようになってしまった。
今では自分の体を触るのですらあまり好きではない。
何か性的な興奮をするようなものを見れば良いのかと考え、AVやエロ本的なものを見たりすることもあるが、最初のうちはそれで興奮することはあっても次第に興奮状態になる頻度は少なくなり、見ても大して変わらないことの方が多い。
そのせいでそういう興味が本当に失せてしまった。