ポーションエクスプロージョン タイマンでの戦略
2016年に発売されてから人気を博している、落ちもの系ボードゲーム「ポーションエクスプロージョン」。5年後の2021年10月には、第2版も販売されており、人気がいまだに根強いのがうかがえます。
しかし、5年の年月が経っている現在でもなお、このゲームの戦略に関する記事はあまりありません。
今回は、タイマン戦において「もっと勝てるようになりたい」という人のために、筆者なりの戦略をまとめてみました。他サイトでの意見はもちろんのこと、現役で何度も遊んでいるプレイヤーの意見を取り入れていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
□結論 「10点差」を目指そう
終盤までに目指すべきは、相手と10点以上の得点差を広げることです。なぜなら、「1プレイで10点以上を獲得するのは難しいから」です。
ポーションの得点にはばらつきがありますが、平均するとおよそ7点ほどです。つまり、1プレイで10点以上を得ようとする場合、下記のパターンが要求されます。
・2枚のポーションの獲得
・1枚のポーションと技能点の獲得
1プレイで上記を達成するのは、運も絡むので意外に難しいです。この状況に相手を追い込むことができるのが、「10点差」になるのではないかと筆者は考えています。
では、終盤に「10点差」にしていくためには、どのようにゲームを進めていくべきなのでしょうか?進行度に応じて説明していきます。
□序盤
序盤は、手元にポーションがないため、行えるアクションが限られています。限定されている序盤で気を付けるべきポイントをまとめていきます。
・毎ターン、ポーションを完成させる
このゲームで1番の得点源になっていくのが、ポーションです。ポーションを毎ターン、最低でも1つは完成させないと「10点差」をつけるのは難しいでしょう。
ただし、ここで注意点があります。それは、1つのポーションを完成させるために、「2つ以上のポーションの効果を使わないこと」です。
1つの完成のために2つ使うのは効率が悪いですし、終盤で逆転するのも難しくなってしまいます。コスパの良い立ち回りをしながら、1つずつ完成させましょう。
・有利なポーションを選択する
ポーションを完成させるたびに、次のポーションを選ぶことになります。この選択に頭を悩ませてしまうことも多いと思います。
「10点差」をつけるためには、下記に注意しながら選択するとよいでしょう。
・相手のポーションの色とかぶらせない
・7~9点のポーションを選択する。
相手は自身のポーションを完成させるために、必要な色の球をとっていきます。色がかぶってしまうと、不必要な球だけが残ってしまい、自分が不利になってしまうのです。
7~9点のポーションを選択する理由は、「10点差」をつけていくためです。少ない点数のポーションを選択すると、完成はしやすくなります。しかし、得点差を広げることはできません。
一方で、10点以上のポーションを選択すると、今度は1ターンでポーションを完成させるのが難しくなっていきます。
バランスを考えると、7~9点あたりを狙っていくのがベストのように感じます。
2つのポイントに気をつけながら、ポーションを選択していきましょう。
□中盤
中盤になると、ポーションが手元にたまっていき、行えるアクションが増えていきます。どのような立ち振る舞いをしていくべきなのかについて説明していきます。
・相手の色を妨害していく
「10点差」を確保していくためには、相手に点を与えないことも重要です。そして、そのアクションが中盤以降では可能になっていきます。具体的な妨害方法について、表にまとめてみました。
自分のポーション完成にも繋げつつ妨害できたら、より有利にゲームを進められるでしょう。
・赤が見えたら、ストックしない
妨害については、当然ながら相手も行ってきます。その妨害の1つとして、「相手のプールの材料を奪う」があります。
使われるポーションの種類などについて、下記の表にまとめました。
相手のポーションの中で「あか」色が見えたら、ストックをためないように心がけましょう。
□終盤
終盤になると、得点することに対して、さらに意識を向けていく必要があります。
終盤の定義と、逆転に向けたプレイの仕方について紹介していきます。
・終盤とは、技能トークンが2枚以下のこと
ゲーム終了のトリガーは、一定数の技能トークンがなくなったときに発動されます。タイマン戦だと4枚に設定されています。
なお、技能カードを獲得するための方法は、下記のとおりです。
・ポーションを5種類獲得する
・同じ種類のポーションを3枚獲得する。
・理想は、技能トークン3枚
「10点差」をつけながらゲームを展開するために、技能トークンは3枚獲得しておきたいです。獲得したい枚数の内訳は下記のとおりです。
・立場で変わる立ち回り
タイマン戦の場合、ゲームは下記の表が参照されて終了します。
このため、自分がどの立場になっているのかによって、終盤のプレイの仕方が変わってきます。
・自分が親の場合
自分が親の場合の立ち回りは、下記の表のとおりです。
このようなプレイが要求されるのは、相手のターンが必ず回ってくるためです。そのため、相手のターンで逆転されないための準備が必要になってくるのです。
・自分が子の場合
自分が子の場合の立ち回りは、下記の表のとおりです。
子の場合は、即座にゲームを終了させる権利があるため、親の時とは違う立ち回りが要求されます。
どの立場でもいえるのですが、「10点差」がポイントになってきます。
・まとめ
以上、ポーションエクスプロージョンでの戦略を筆者なりにまとめてみました。
今まで得点差にあまり気を付けずにプレイされていた方は、この記事を参考にして、ゲームを楽しんでいただければと思います。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。