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【RedDeadRedemption2 レビュー】リアルか リアルじゃないか それが問題だ

※一切のネタバレはなしでレビューします

ゲームにおけるリアルってなんだ?

RedDeadRedemption2の話をする前に自分が考えるゲームにおける「リアル」について語りたい。

誤解を招かずに喋らせていただくと、自分はFFのようなコテコテなRPGが好きだ。主人公は世界を救う為に光の戦士になり、村を転々とし旅の道中で仲間と出会い共闘し、ボスを倒していく。所謂一本道的なシナリオというのが、僕は好きだ。

ちゃんと、どこのステージまで自分がレベルアップすれば良いか、どこで武器を買っておけばいいか、ライバルは...、ヒロインは...と、ちゃんとゲームシナリオ担当者が考えてくれた補助輪付きの自転車に乗ってプレイヤーが目的地まで安全にたどり着けられるようになっている。

しかし、Fallout3やSkyrimなどの海外のRPGには補助輪がなかった。

言うなれば自転車と紙の地図を渡され「じゃぁ後はご自由に!」と言われてるようなものだった。

道中で出会う仲間も、ヒロインも、武器も、命さえも全て自分が選択し、どうしようもなく自由で、理不尽的なシステムだった。

しかしそこには圧倒的なリアルがあった。

ここで言う「リアル」というのはグラフィックの事を全般的に指している訳ではない。

上手く言葉にするのが難しが、一言で言えば「人間臭い」といえる。

雨が降れば地面が濡れて人々を傘をさして、夜になれば部屋に寝て、朝になれば人が起きて朝食を作り出し、人が倒れていればそこに群衆がまり、物が盗まれば騒ぎ出し、銃声が聞こえれば市民は逃げ警察は銃を構えて犯人を追いかけ、捕まれば牢屋にぶち込まれ、賄賂を渡して逃してもらう..。

ここまで作り込まれた現実というのは、圧倒的にリアルを生み出して、プレイヤーに恐ろしい程の没入感を与え、自分がゲームを操作していると言う感覚から、自分がその世界に存在している感覚になってしまうのだ。

RedDeadRedemption2は圧倒的にリアルだ

前置きはこれぐらいにして、RedDeadRedemption2の話をしよう。

読者は鹿や猪などの動物を狩猟した事はあるだろうか?

自分はない。ないし、そんな機会なんて今後自分の人生でもよっぽどの知人が狩猟をしている人がいない限りお訪れないだろう。

だが、RedDeadRedemption2で仕留めた鹿の皮を剥いた瞬間、「今自分は狩猟をしている」という感覚になってしまった。

鹿を弓で射抜いた際に出た血が雪に染み渡っていく表現や、皮を剥いだ時の動作など全てが丁寧で、そして狂気と言える程作り込まれている。

他にも銃を構える際に、しっかり撃鉄を上げる仕草や、銃弾が相手の体を貫通した際に、当たった服の部分から血飛沫が舞うエフェクトも、すべての体験が現実を帯びている。

極み付けは食事だ。ゲーム史上、ここまでシチューを食べる表現に力を入れるゲームなんてあっただろうか?

「たかがシューを食べるだけだろ?」と言われればそれまてだが、この表現を見せられた時、この世界の住民や主人公は生きていると実感した。


「おいおい、何をそんなに大袈裟な笑」と笑うかもしれない。

でも、リアルにこれほど情熱をかけているゲームというのは、開発者の情熱がプレイヤーにも伝わり、その情熱はこの世界への没入感に繋がり、より良いゲーム体験へと通じるのだ。

そういう意味ではRedDeadRedemeption2は恐ろしい程リアルで、ゲームの没入感が高いと言えるだろう。

まとめ

RedDeadRedemeption2はロックスター・ゲームスが生み出した狂気かもしれない。

しかし僕の本音を言ってしまえば、

こんなゲームがしたかった。 戦闘も、食事も、移動も、狩猟も、全てがどうしようもなく理不尽で、リアルなゲームをずっとしたかった。ありがとう!」である。

RedDeadRedemeption2は決して万人受けをするゲームでないと思う。

実際操作が悪すぎて何度も住民の胸ぐらを掴んでしまって、指名手配を受けてしまうなんて、「なんでやねん」って突っ込みたくなる所も当然あるが、それ以上にゲームのストーリも、クオリティーも、そしてリアルも、これまでのゲームの体験を凌駕しているのは間違いない。

もしこの記事を読んでRedDeadRedemeption2に少しでも興味を持って頂けたのなら、今すぐに買わなくてもTwitterで、#RDR2で検索すると、ゲームの様子が確認できるので是非そこで確認してみてください。

最後にRedDeadRedemeption2はとても、とても良いゲームです。

おわり

#日記 # RDR2 #RedDeadRedemeption2


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