グランパスアカデミー×キクチメガネ スポーツビジョンってなに?にお答えします。【前編】
ごあいさつ
キクチメガネ 公式note始めます。
はじめまして!キクチメガネnote編集部です。
このたび、公式noteを開設することになりました。
みなさんに知ってほしい「見る」こと、目のこと、メガネのことをnoteを通じてお伝えしていきます。ご期待ください!
キクチメガネってこんな会社です。
キクチメガネは1920年、名古屋市で創業しました。以来、100有余年にわたって視力に関する高い技術で、東海地方を中心に総合的に目をケアする「視力保護(ビジョンケア)」の理念の基、メガネ・コンタクトレンズを販売しています。
アカデミー選手の視力を支える「ビジョンチェック」
2020年10月から、キクチメガネが名古屋グランパスの公式クラブパートナーを務めていることが縁で始まった、U13アカデミー選手たちのための「ティーンズビジョンチェック」。
アスリートにとって必要な視覚機能をチェックし、トレーニングをすることでパフォーマンス向上につなげる「スポーツビジョン」の考え方をアカデミー選手たちに伝え、パフォーマンス向上に役立ててもらおうと、毎年続けていく予定です。
12月13日に名古屋市東区にあるキクチ眼鏡専門学校で行われた「ティーンズビジョンチェック」には、18人のアカデミー選手が参加しました。公式マスコットのグランパスくんも張り切って講義に集中してくれました。アカデミー選手たちも試合とは違う緊張した表情で講義を受け、チェックに挑戦していました。
「スポーツビジョン」を高めればパフォーマンスが上がる!
人間に備わっている五感のうち、視覚は85%以上を占めます。目で捉えた情報を脳内で早く処理することで優れたパフォーマンスへとつながるスポーツビジョンのクオリティーを高めることは、アスリートにとってスキルと同時に磨くべき大切な要素です。
足の速さや素早い動きなどスポーツは、一瞬で動いているものを捉えたり、距離感覚をつかむための特殊な視力が必要となります。ピッチやコートで繰り広げられる状況を見て、目から脳へと正しく情報を伝え、身体を動かすことで実力が発揮でき、トレーニングを継続することがパフォーマンスの向上にもつながっていきます。
アスリートに限らず、視覚能力を知り、不得意な部分をカバーして目の機能を上げることは、快適な生活とも直結しています。
今回は「ティーンズビジョンチェック」を通して、視覚機能が持つ大切な役割をご紹介します。
アカデミー選手たちが体験!
パフォーマンスを上げるためのチェック項目
サッカーは、広いピッチで瞬時に状況判断が求められるスポーツ。よく見えること=パフォーマンス能力が発揮できるといえます。視力低下が進むと、目から得られる情報量や正確性が低下し、同時に動体視力や距離感覚、コントラスト視力(明暗のコントラスト状態の中で識別する能力)も落ちてしまいます。
Jリーグ選手の視力統計は平均1.3(スポーツビジョン研究会データ)。世界で活躍するアスリートたちは、身体能力が平均以上に優れているのはもちろんですが、スポーツビジョンの能力も高いことが分かっています。華麗なプレーや超人的なパフォーマンスで私たちを楽しませてくれる努力の影には、高い視覚能力も備わっているのです。
今回アカデミー選手たちが体験したのは、全10種類のチェック項目。その中のいくつかをご紹介します。
ランダムに表示される記号を目で追って識別する機器での「眼球運動」チェック。◎△▢などの記号がスクリーン上の色々な場所にパッ、パッと表示されていきます。最初に指定された1種類の記号を目で追いかけ、出た数を把握できているかどうかで、両眼で頭を動かさずに目標物を正確に捉えられているか動きを計測します。サッカーでいえば、ボールや敵味方の位置に速く正確に視線を向ける力に影響します。
2.5m離れた場所に並んでいる3本の棒のうち、真ん中だけが前後に動き、それが両隣と同位置に並んだと感じるところを答える深視力の測定。これは運転にも必要な距離感をつかむ能力で、間隔を目測する力はラインやゴール、ボールまでの距離や相手選手とチームメイトとの距離を測るのに欠かせない視力です。
アカデミー選手が夢中でトライしていたのが、目と手の協応性を探る画面でのチェック。視野でとらえた物に素早く反応する視機能でもぐらたたきゲームにも似ています。どこに出てくるか分からない物体に対して、目でとらえ、素早く両手で触れて反応の速さ・質を測ります。特にゴールキーパーにとって欠かせない視覚能力といわれています。
前編はここまで!読んでいただいた方、ありがとうございました。この続きは、後編でご覧ください。