【日記】PANIC ATTACK!!

新宿のビックカメラ。
その場にしゃがみ込んでしまいそうになった。
いや、それはよくない。一度しゃがんでしまったら、もう動けなくなりそうだから。

コートが布団のように重い。汗がしみる。
こういう時に限って、椅子が見つからない。
ふらふらと歩き回って、地下一階にあったカフェに入る。
「チャイ一つ、お願いします」
460円を払い、座る権利を得た。
エスカレーター脇のカウンター席。下っていく人と目が合う。
息がつまる。頭が高速で回転しているけれど、考えはどこにも行かず、言葉にならない。

K―POPのソロ曲がずっと流れている。店員さんの好みなのだろうか？
ペンを取り出してこの文章を、レシートの裏に小さく書き始める。そうでもしないと、本当に気が狂ってしまいそうだ。

目がくらくらする。頭は眠っているときの感じに似ている。眼球が、乾いたようにしぽしぽする。泣いているんじゃないかと思って途中の鏡を見たけれど、元気そうな顔をしていた。
視界が暗い。半径15センチくらいの円にしか、集中が及ばない。

どうしちまったんだ？
体調があまりに悪い。これまで、どこで何をしていたんだっけ？地名は言える。赤坂に行って、その後、自由が丘に行ってきた。でも、その実感が全くない。
空が見たい。
カウンター席の両隣にいるおじさんが、やけに近い。
(ここで、別行動していた知人が、僕に気づいて声をかけた)

'24/12/XX レシートの裏のメモから