見出し画像

エッグベネディクトを食べて、「価値」について考える

東京のホテルに泊まって、朝食にエッグベネディクトを食べた。
食べ物を撮る習慣がないので、写真がなくて残念。

半分に割ったイングリッシュマフィン(薄くて丸いパン)の上に、ベーコン(豚肉の燻製)とポーチドエッグ(ゆるゆるのゆで卵)を乗せ、オランデーズソース(酸っぱくないマヨネーズみたいなもの)をかけた料理。
見た目をオノマトペで表現すると
「 …ぬぼぁっ! 」だと思う。

初めて食べたのだが、味は思った以上に鶏卵だった。
たまごの黄身って写真映えするんだなぁ、と思った次第。

皿の上を構成しているのは、パン1個、ベーコン4枚、鶏卵2個、オランデーズソース、彩りの葉物野菜。
これで1200円か…と思わなくはなかったが、数字の話をすれば、東京は家賃も人件費も高いので、金額としては妥当だと思う。
しかし、「価値」はそこではない。

オシャレな空間でオシャレなものを食べていいるオシャレな私、
プライスレス! だ。
私も、外の景色を眺めながらゆっくりコーヒーを飲んで、至極満悦であった。
人はここにお金を払っている。
自分がいい気分になること、そのために時間とお金を使う。

さて、私は 岩手出身 宮城在住で、田舎はおいしいものがたくさんあって大好きなんだけれど、地域活性化の文脈で、地方をダイヤの原石に例えられているのを聞いたことがある。

ダイヤモンドは、磨かなければ石ころと同じ。
削って、磨いて、加工して、鑑定書をつけて、宝石箱に入れて、ショーケースに入れて、初めて見てもらえるようになる。
価値をつけるってそういうことだ、素材のよさだけじゃ訴求できないんだよ、と。

しかし、そう聞いたのは10年前のことだ。
そうやって金銭的な付加価値をつけることを良しとするって、果たしてずっと続くものなんだろうか?

いや、付加価値をつけることがよくないとは言わない、全然アリだと思う。
けれど、原石に価値を見出す人もでてきているんじゃないか。
原石を愛でる、という価値観もアリなんじゃなかろうか。

…うーん…昨日参加したゼミが楽しかったから、考えたことを もじょもじょと書いてみたものの、取っ散らかってしまったな…。
自分の思考と言語化の浅さを認識した。

昨日参加したゼミは、とても楽しかった。
日本仕事百貨 と ビズモデル は、私が最近興味あるトピックスです。
ご興味あらばぜひ。

いいなと思ったら応援しよう!