不機嫌に支配されないために
どなたかのツイートで「自分が一番嫌いなのは、不機嫌な人と一緒に働くこと」と書いてあった。
めちゃ共感した。
僕も不機嫌な人に過剰に反応してしまうため、本当に疲れる。
以前「人間は不機嫌になりやすい生き物」であると聞いたことがある。
それは、人間は結果にこだわる認知脳ってのが他の動物よりも発達しているかららしい。
たから、「結果が出ない、うまくいかない、思い通りにならない」となるとイライラするのだ。
やっかいなのは認知脳は、言葉や思考を操る脳とも言われているので僕らは生まれてからそれをバリバリ鍛えてきたのである。
そんなやっかいな特性をもっている私たちの脳であるが、問題はその不機嫌をどう取り扱うか、である。
僕はここからが知性の領域だと思っている。
不機嫌に支配され、表情、態度、行動に出すという選択をするのか。
それとも、その不機嫌を出すことはよい結果はもたらさないと考え、コントロールするか。
不機嫌に囚われた自分を俯瞰して、上手に取り扱う。
僕はこれこそが知性だと思っている。
以前フランスで悲惨なテロ事件があった。
そのテロで妻を失った男性はこんなメッセージを発した。
「僕は決して君たちの憎しみに怒りで答えることはしない。恐怖に震え、怒りに支配された姿こそ、君たちが望むものかもしれない。でも、私はそうしない。」と語った。
僕は、これこそが知性だと感じた。そして知性とは頭で生み出すものではなく、心から湧いてくるものだと思う。その人のあり方であると思う。
そんな知性ある人になりたい。