ワタシのことは、ワタシで決める
「当事者主権」 岩波新書 上野千鶴子、中西正司 著
を読み始めた。
序章のサマリーをまとめた。
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1 当事者主権とは何か
当事者とはだれか?:ニーズを持ったとき、人はだれでも当事者になる。
ニーズを満たすのがサービスなら、当事者とはサービスのエンドユーザーのことである。
≠問題をかかえた人々
私の現在の状態を、こうあって欲しい状態に対する不足と捉えて、そうではない新しい現実をつくりだそうとする構想力を持ったときに、はじめて自分のニーズとは何かがわかり、人は当事者になる。
ニーズをつくるというのは、もうひとつの社会の構想することである。
当事者主権とは何か?
≠当事者主義:いろいろある主義主張のひとつ、それも偏った少数派の意見ととられる
≠当事者本位:「あなたがほんとうに必要なものを私たちが提供してあげましょう」というパターナリズム(温情的庇護主義)にからめとられてしまう危険性がある
誰にも譲ることができないし、誰からも侵されない、とする立場
主権:自己決定権
当事者主権とは、私が私の主権者である、私以外の誰も—国家も、家族も、専門家も−私がだれであるか、私のニーズが何であるかを代わって決めることを許さない、という立場の表明である。
ここまで↑(続きますが)
はたして、ワタシのことは、ワタシが決めているだろうか?
子どもから、若者から
「どうせわからない、できない」と、決めつけて、思い込んで、周囲にいる大人が自己決定権、自己定義権を無自覚に奪ってないだろうか?
身につまされた。