Clubhouse意識高すぎどうしよう問題
シリコンバレーで人気の音声SNS「Clubhouse」。1ユーザーが2名しか招待できない、友達が少ない私のような人狭き門です。
音声の仕事をしているくせにやったことないってわけにいかないし…。さて、困った。
諦めモードで、Facebookでつぶやいたら、ロボユニの泉さんが招待してくれました。ありがとうございます。命拾いしました。
さっそくアカウントをつくり、音鍵かけてほそぼそつぶやこうと思っていたのですが、いざ参加してみると、
音声版Twitterなんかじゃない。
たとえるなら、【すっぴん・ジャージで、カンファレンスに放り込まれた感覚】でした。
みんなすっごい声張っている…。
そして、意識高い…。
自分の場違い感に冷や汗が…。
Clubhouseがそういう雰囲気になっている理由はだいたい3つあって、
①(単純に)現状ビジネス系・テック系のユーザーが多い
②ユーザーの属性に引っ張られてビジネス系・テック系のroomが多い
③まだみんな探り探りで、意識高い人がモデレーターになりがち
ということのようです。
参加したことないけど、「オンラインサロン」ってこんな雰囲気なのかも。
J-WAVEでおなじみのサッシャさんの声を聞いたときは、と心底ホッとしました。声を知っている人と、知っている人は違うんだなぁ。
ラジオは「聞き慣れた声の人による雑談に見せかけたエンターテイメント」だと、私は思うのですが、はからずもサッシャさんが配信で言った、
「結局、ただの雑談っておもしろくない」
という言葉に、Clubehouseがラジオではなくカンファレンスっぽくなる真理がある気がします。
本来「なにか意味のあること」をしゃべるのに向いたメディア。でも、将来的に「雑談」でネットワーキングする場になりそう。
Clubhouseはすべて生配信なので、早送りができません。
それだけに、喋り手のトークがうまくない場合、リスナーにとって「無駄な時間」が増えてしまうのです。
そんなリスナーサイドを気遣って、ついつい意味のある時間にしたい。価値のトークをしようと思ってしまう配信者の深層心理が、現在のClubhouseの【意識高さ】につながっているように感じました。
もともとシリコンバレーでこんな風に使われているのだから、当たり前ですよね。
しかし、無料プラットフォームでいつまでもこの状況が続くとは思えず、今後はコロナ以降満たされない雑談をしたい欲と、誰かと知り合いたい欲を満たすソーシャルメディアになっていくのではないか、と感じました。
最後に、Clubhouseで良いなぁと思ったところを上げてみます。
・実名登録だから安心(※登録名修正は2回まで)
・アーカイブされないからあとでSNSで叩かれない
・モデレーターからの指名されれば話す側になることができる(断ることもできる)
最後の「話す側になる」体験は初日にいきなり訪れ、初対面の方に弊社HPのSSLが切れてるよって教えてもらいました(汗)きゃー!!これどうすればいいの?というか、ありがとうございます&電話で落ちちゃってごめんなさい。
この体験によって、わたしの「Clubhouse疲れ」が一気に吹き飛びました。
ラジオじゃなくてSNSだから当たり前のことなのかもしれないけれど、
聞いている側よりも話す側のが断然楽しいです。
また、お話する機会が見つかればいいな。
私のClubhouseのIDは@kikukumiです。
よろしくお願いします。