菊森久美

株式会社きくアド代表 ラジオや通販の話を。

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マガジン

  • きく広告の話

    (たぶん)日本で一番小さな広告代理店「きくアド」代表。 毎日ふと考えたことを書いています。

最近の記事

Clubhouseの「ミュート部屋」って何だろか

菊森です。 音声SNSのClubhouseをはじめて数日。 音声SNSだけど、はじめて「ミュート部屋」が多くてびびりませんか? 時々カチカチとキーボードの音がするだけのそんな部屋です。 前回、そのうち「ネットワーキング」で盛り上がるのでは、と書いてみたものの、まさかここまで「ネットワーキング」に特化したroomができるとは。 プロフィールが充実してないと、終わる こういうroomの目的は、プロフィールを見てフォローし合うということです。 でも、そのわりには、現在

    • ラジオパーソナリティーとオンラインで話すと

      直接会うって、贅沢だったんだなぁ。 こんばんは。菊森です。 この間、Facebookで過去の投稿を見たら、 「一ヶ月のほとんどを東京以外で過ごす日々が続いています。これからどこでも働ける時代が来るだろうし、そのうち東京に住む意味がなくなることでしょう。40代のわたしはどこにいるのか楽しみ!」 と書いてありました。 30代のわたしよ。40代のわたしは東京の事務所にこもってます。 飲みにすら行けず、パックの「黒霧島」をカクヤスに届けてもらっていますよ。 月に1度は行

      • Clubhouse意識高すぎどうしよう問題

        シリコンバレーで人気の音声SNS「Clubhouse」。1ユーザーが2名しか招待できない、友達が少ない私のような人狭き門です。 音声の仕事をしているくせにやったことないってわけにいかないし…。さて、困った。 諦めモードで、Facebookでつぶやいたら、ロボユニの泉さんが招待してくれました。ありがとうございます。命拾いしました。 さっそくアカウントをつくり、音鍵かけてほそぼそつぶやこうと思っていたのですが、いざ参加してみると、 音声版Twitterなんかじゃない。

        • 万年筆偏愛

          最近、ますます筆無精になっている。 今も書かなければいけない原稿を抱えて、現実逃避に書き出した。ああ、ぼんやりしているのか現実豆腐と打ってしまった。それくらいながらで書いている。意識が遠くにある。なんだ、豆腐って。 最近、パソコンより手書きが好きだ。 けしてお高くない万年筆でノートにさらさら字を書くのが楽しい。 だから、キータッチが遅くなってきた。 と、いうことを考えると筆無精という言葉が当たるのか怪しいところ。 むしろ筆まめになっているのではないかと思わなくもな

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        • きく広告の話
          20本

        記事

          インク沼に落ちた話

          最近、ふとしたきっかけで「万年筆」を買いました。 むかし、むかし、祖父が使っていたようなかっこいいパーカーなどではなく、パイロットのキャップレスです。 キャップレスなのでボールペン感覚で使えます。とても便利。 が、ひとつ落とし穴があったのです。 それは「コンバーター」なるものを使って、カートリッジにはない多彩な色インクも使用できるということ。 さっそく調べてみると、そこには未知なる世界が広がっていました。 ブルーブラックとかセピアブラックとか、微妙なニュアンス

          インク沼に落ちた話

          シャボン玉ホリデーの牛乳石鹸のコマーシャルを写経してみた。

          ステキな広告に出会ったとき、コピーライターは写経という行為に及びます。 人の書いた言葉をなぞって書き起こし、自分に取り込もうとするのです。 私はこれをするとき、いつもエヴァンゲリオンが使徒を捕食するシーンを思い浮かべます。 食ってやる! しかし、映像や音声のコピーを書き起こす人は案外少ないのです。 文字にすると、音にしたときと印象が変わってしまうからでしょう。 だから、不毛かもしれないけれど、それも承知で書き起こしてみます。 だって、このコマーシャル。とっても魅力的なんで

          シャボン玉ホリデーの牛乳石鹸のコマーシャルを写経してみた。

          LINEを見ないようになった。

          先日、ひさしぶりにLINEを見たら、 取引先の担当者からメッセージが入っていて焦った。 結構な日数放置していた模様。 なんだか最近LINEを見ていない。 仕事まわりの連絡はメッセンジャーだし、メールがある。 以前はLINEを未読スルーされるといらっとしたが、 今は自分も同じことをしている。 とくにこれといった理由はないけれど、 ・仕事でお友達に加えた企業アカウントに埋もれる ・通知がウザい ・気がつくと昔の知り合いとつながっている などの理由でなんとなく

          LINEを見ないようになった。

          会社経営と日露戦争

          半藤一利さんと出口治明さんの「世界史としての日本史」を読んでいます。 司馬遼太郎先生が生前、「これからの日本に一番必要なのはリアリズムだ」「何でも手のうちを国民に明かすことだ」と言っていたのだとか。 ふたりの話は会社経営におよび、 経営者には、 ①「うちはめちゃくちゃ儲かっているぞ!」と鼓舞するタイプ ②「うちは赤字なんだからみんな頼むよ〜」と危機感を煽るタイプ の2通りがある ・・・という話になります。 日露戦争後の日本はまさに①で、その時生まれた「日本は一

          会社経営と日露戦争

          少数にしたら精鋭になる。

          最近、ある方の講演を聞いて残った言葉メモ。 弊社は言うまでもなく少数。 でも、みんな仕事が早いので(現状)残業はほぼない。 しかも、売上はこの人数には充分すぎる額だ。 私を含めてキレキレのデキル女というわけでもないけれど、 それぞれの役割を全力でこなしているからこれでうまく行っている。 なので、この言葉はまさにそのとおりだと思う。 一方で、マイクロマネジメントは3名、部下は10名が限界という話も。 遊牧民の軍隊はすべて10の倍数で、10人隊長、100人隊長、千

          少数にしたら精鋭になる。

          王様の耳はロバの耳〜

          と、叫びたくなるようなヒミツを教えていただいたので、 寝て忘れようと思います。 暗示をかけると本当に忘れるのが、私のすごいところです。 それにしても、大学院で事業構想考えていて良かったよ…。

          王様の耳はロバの耳〜

          インタビューってさ。

          今日の授業はインタビューについて。 たぶん、人一倍やっているのだが。教室内の誰よりやっているのだが、 だが、なんだか、 前のめりに発言できませんでした。 私がやっているインタビューは広告をつくるためにするものであって、 調査を目的にしているものではありません。 「おいしいコメントを(薬機法に抵触せず)引き出す」ことが目的。 映像の場合、相手のリアクションを意図的に演出することだってあります。 こちらの表情で、相手の涙を誘うとか、怒らせるとか、そういうのです。

          インタビューってさ。

          巻き込む力って大事。

          「強引だな」とか「めんどくさいな」と感じる人がいる。 でも、そういう人はなんだかんだ相手に自分の能力をアピールする力があるのだと思う。 かたや、私はどちらかというと自分の話はしたくない。 もっと言うとできれば人と話したくない。 ずっと黙ってぼーっとしていたい。 日本に生まれて命拾いしているけれど、海外に生まれていたら自然淘汰されて今頃食いっぱぐれていたと思う。 しかし、経営をするのならば、人を巻き込むためにもっと自分の話をすべきなのか明白…。 「巻き込む力」はど

          巻き込む力って大事。

          ダイレクトマーケティング広告の未来を仲畑貴志さんに聞いてみた。

          先日、仲畑貴志さんの講演を聞きに行き、酒席もご一緒する機会に恵まれました。 その時の話。 仲畑さんに私たちがやっているダイレクトマーケティング広告におけるコピーついて、質問してみました。 いただいた内容をまとめると、 「現状は、2流のコピーライターがともかくたくさん言葉を作って、それをテストしてどれが良いか見るだけのもの。」 「そこにクリエイティビティはない。」 「係数で訴えるような言葉が当たってしまう。」 「しかし、消費者はもう気づきはじめている。」 「

          ダイレクトマーケティング広告の未来を仲畑貴志さんに聞いてみた。

          (読書メモ)投資は「きれいごと」で成功する 新井和宏 その①

          以下、読んでも良く分からないかもしれません。 読書しながらまとめたメモです。 社会性を追求すると、お客さまからの信頼が生まれ、結果として儲かる時代になった。 会社の姿勢や思想まで知りたいと思うお客さまが増えているとも言える。 社会性と経済性はいま、徐々に両立しはじめている。 この世界には、社会を想い、まっとうなことを、まっとうに行っている方がいる。かつて「まっとう」を優先するには、多くの犠牲を払わねばならなかった。しかし、鎌倉投信の「結い2101」は、社会性と経済性を両立で

          (読書メモ)投資は「きれいごと」で成功する 新井和宏 その①

          誰かの言う未来を鵜呑みにしない

          鍋島さんの「オリケン」が主催するイベントで東急電鉄の東浦さんの講演を聞いてきました。 「クレージキャッツ」の歌詞で人生を振り返る趣向もおもしろく、東浦さんの人柄と同じくとても楽しいプレゼンでした。 私は東浦さんとは仕事での絡みはまったくなく、「句会つながり」です。 東浦さんの会社の中でのインパクトや街づくりのキーマンであることを改めて認識しつつも、人としてのおもしろさ、見識の深さに心惹かれました。 プレゼンの最後に立川談志の「(落語とは)人間の業の肯定」という言葉を出

          誰かの言う未来を鵜呑みにしない

          合法的にトランスできるなら

          大学時代はたくさん映像を見ましたが、民俗芸能の授業で見た「神がかり」の映像は強烈に記憶に残っています。 石見の大元神楽だったと思うのですが、 (参考映像)(神がかりは数年に一回らしい) おじさんの1人が突然神がかり状態になって、人間らしくない声、としか表現できない奇妙な声で、話し始めます。 「今年の田んぼはどうですか?」 「うーん、いい」 あれ?現代語なんだ。 などと、疑問を挟めないくらい不思議な光景です。 神様が去った後のおじさんは少し呆然としており、意識的に

          合法的にトランスできるなら