インク沼に落ちた話
最近、ふとしたきっかけで「万年筆」を買いました。
むかし、むかし、祖父が使っていたようなかっこいいパーカーなどではなく、パイロットのキャップレスです。
キャップレスなのでボールペン感覚で使えます。とても便利。
が、ひとつ落とし穴があったのです。
それは「コンバーター」なるものを使って、カートリッジにはない多彩な色インクも使用できるということ。
さっそく調べてみると、そこには未知なる世界が広がっていました。
ブルーブラックとかセピアブラックとか、微妙なニュアンスの色が多いのはまだ分かる。
しかし、この「色彩雫」のネーミングはもはや犯罪だと思うくらい誘っていますし、
おまけにご当地インクなるものもあり、
インクブレンダーなる人もいるという・・・。
買いますよね。
買ってしまったものは仕方ないので使うわけですが、インクが3つ。
すでにカートリッジが1本。
なのに、万年筆は1本しかないのです。
買いますよね。
ただし、ここは冷静に1本1000円の「kakuno」です。
手前のインクがペン先についちゃっている方がM×月夜
奥の明るい色がEF×紺碧。
EFはさすがにカリカリしていますが、Mは滑らかでチープさはまったくありません。
青の微妙な色の差は楽しいけども、
こうなると、青系以外のインクが、
とくに落ち着いた赤系のインクが欲しくなっています。
もうすぐ広島出張があるけれど、広島はセーラーのお膝元であり、
多山文具さんにはオリジナルインクがあるという・・・。
インク沼とは良く言ったものだな・・・。